たぱぞうの米国株投資

米国株/不動産投資ブログ。某投資顧問のアドバイザ。メディア実績多数。当サイトには広告が含まれます。

2021年の相場と資産運用方針

2021年の相場に臨む姿勢、無理をしないということ

 あけましておめでとうございます。

 波乱の2020年コロナ相場がひとまず一区切りとなりました。実はたぱ家は曾祖母をおよそ1世紀前のスペイン風邪で亡くしており、他人事とは思えないパンデミックでした。

 

 個人的には、口座資金の移し替えを行っているところで2月の大暴落となり、奇跡的にポジションをほとんど持っていない状態で暴落を迎えました。しかし、3月には買い向かい、それなりに利益を得ました。

 

 私にしてはめずらしく「お祭り発動!!」という、調子づいたツイートをしました。同じ時期に買った人は、それなりの利が乗ったのではないでしょうか。

 

 その後、春にアリババが安いことに気づき、アリババに乗り換えています。結局これも夏には売り、再び指数に戻っています。この時に入れた資金は当面ホールド、資金の半分はマーケットに置いておくという方針にしています。

 

 結局、2020年は3回しかトレードをしていません。しかし、時機がよかったことと、適切に大きな額を入れたため、過去最高の収益を上げることができました。負けなしトレードで1年を終えるということはあまり記憶になく、資産運用上は非常に良い年となりました。

 

 2021年は、やや昨年に利益の先食いをした面があり、予断の許さない展開になりそうです。コンサバに見るならばS&P500は2800ポイントぐらいまで調整があってもおかしくないでしょう。しかし、実際には悪くとも3200ポイントあたりが一つの節目になりそうな気はします。

 

 どのように相場が下がろうとも、自分なりの目線、根拠を持っていれば何ら恐れることはないのです。

ビットコインに対する見方を改める

 もう一つ、大きな話題としては仮想通貨、ビットコインの躍進があります。個人的には2年以上保持していたビットコインを昨年末に売却しました。マイニングが流行ったときに一括償却で機材を買い、マイニングしたものです。

 

 行き過ぎた露骨なアフィリエイトも、ツイートも少なく、市場は以前よりは心地の良いものになっています。むしろ、過熱感のあるのは米国株かもしれませんね。関連してご質問をご紹介します。

仮想通貨についての見解を確認したい

 こんにちは。毎朝7時の更新を楽しみにしております。たぱぞう様のブログを読んで影響を受け、一年ほど前から米国株投資を開始しました。それなりに利益が出始めていてうれしい毎日です。

 

 さて今日は話題の仮想通貨についてたぱぞう様の見解を伺いたいと思って問い合わせをさせて頂きました。今年の6月末にたぱぞう様の仮想通貨に関する否定的な見解を読ませて頂き、その時は納得してもやもやした気持ちが吹き飛んだのを覚えています。


 しかし最近の仮想通貨の値上がりを目の当たりにして再び乗り遅れるのじゃないかという焦燥感のようなものが沸き上がってきました。マネックス証券の松本大さんなどは、昨今のように無制限に発行される通貨よりも、供給量が限定されている資産にお金が流れるのは当然というようなことをおっしゃっています。


 たぱぞう様は最近の仮想通貨の値上がりをどのようにとらえておられますでしょうか?

仮想通貨への見方を改めます

 今回改めて高値更新をしたことで、そのポテンシャルを再認識するに至りました。資産運用上は雑所得になる譲渡益などが足かせになります。逆に言うと、法人で運用すればその問題はクリアできます。また、セミリタイアをして分離課税のみで生活しているような人は、総合課税で売買すればちょっとした低税率での投機が可能です。

 

 こう考えると、株式とはまた違う、アウトインアウトの投機的運用に妙味があるかもしれません。ただし、中級者以上のトレードになりますね。

 

 昨年は株だけでなく、金も上昇しましたが、ビットコインも大きく上昇しました。通貨の価値は減価するというのは歴史の必然です。しかし、仮想通貨に関しては発行数に上限があり、そこが担保される限りにおいては公定のものと違う優位性があると認識するのに至りました。

不動産市況はちょっとしたチャンスになる可能性がある

 不動産は相変わらず融資が厳しく、特に数年前によく出た一棟ものはプレーヤーが限られる状態になっています。さらに、コロナが市況を冷え込ませており、商業テナントはそのリスクを顕在化させています。レジデンスとテナントの敷金の違いはこういうことですね。

 

 もっとも、レジデンスもじわじわとその下方硬直性にゆるみが出てきており、もしかすると今年はチャンスの年となるかもしれません。しかし、不況が長引くと金融機関が痛みます。そうなると融資もさらに厳しくなるため、チャンスを生かせる投資家はこれまた限られるのでしょう。

 

 cash is kingの年になるかもしれませんね。個人的には、昨年融資が通りながらも惜しくも流れた物件があり、今年はもう1棟増やせたら良いなという願望を持っています。

近視眼的にならず、長期でゆがみを取りに行くということ

 いずれのアセットにしても、時間の利益を意識したいところです。2,3か月の勝負ですべて勝つのは難しいことです。しかし、間違いのないアセットならば、一時的に大きく下がったとしてもいずれ上がるのです。

2021年の相場と資産運用方針をめでたい酒器と共に

2021年の相場と資産運用方針をめでたい酒器と共に

 米国株で言えばS&P500はそうでしょうし、不動産で言えば好立地の過熱感のない物件ということになります。どちらも極端に儲かるわけではないですが、時間を味方につければ損をすることもありません。

 

 不確実な2021年相場になることは間違いのないところです。しかし、逆境また愛すべし。不確実と確実の狭間に投資妙味はあるのですね。

 

 今年もマイペースに所感をつづります。

 本年も引き続き、よろしくお願いいたします。

 

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  大筋の流れはこういうことです。ただただ貯蓄をしていては、いつの間にか目減りをする時代です。

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  今年は時間を意識した過ごし方をします。年を重ねるというのは、お金よりも時間が貴重であるという事実を受け入れるということでもあります。

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  これは2021年度版もやろうと思います。優れた物品はQOLを向上させます。

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