たぱぞうの米国株投資

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2019年1月に注目していた銘柄はどうなったか

2019年1月に注目していた銘柄はどうなったか

 2019年1月1日に思い立って、注目銘柄をリストアップしておきました。相場環境が良かったので、ほとんどの株が上昇しています。なかなかこれだけ短期で反発することも珍しいので、ちょっとした記念碑のような形で更新しておきます。

 

 昨今は生活必需品系が振るわず、パッとしませんでした。それでもこれだけ市場全体が反発すると違いますね。やんわりと値を回復しつつあります。ただ、相場の勢いの本流ではなく、あくまで傍流ですね。

 生活必需品系の割安銘柄

  銘柄名  4/10  2/1 1/1
Archer-Daniels アーチャーダニエルズ $42.78  $44.89 $41.00
Cincinnati Financial シンシナティ $85.08  $81.56 $77.00
Exelon Corp エクセロン $49.58  $47.46 $45.00
JM Smucker JMスマッカー $119.48  $103.83 $93.00
Target Corp ターゲット $80.66  $71.17 $66.00
General Mills ゼネラルミルズ $51.03  $44.24 $38.00
The Kraft Heinz クラフトハインツ $32.95  $47.76 $43.00
Altria Group Inc アルトリア $55.11  $49.20 $49.00

 割安感があった、比較的業績も安定的な銘柄群です。それなりに反発していますが、やはり地味ですね。 ゼネラルミルズ・JMスマッカーは1月のマイコミさんのセミナーでも「さすがに売られすぎ」という評価をしましたが、それなりに反発しましたね。

 

 アルトリア【MO】はいずれ60ドルを回復してもおかしくないと思いますが、相場環境が良い割にまだダメですね。とはいえ、安定的なインカムが得られますから安心感はありますね。

 

 クラフトハインツは、爆下げです。キャッシュフローが出なくなっているのが1つの兆候でした。IBMといい、バフェット銘柄は時々厳しいことがありますね。しかし、反面、Appleは大反発中です。次回の決算が注目されます。

 

 ここで出てくる生活必需品銘柄は、アルトリア以外は競争の激しいレッドオーシャンな世界です。割安銘柄に見えますが、万年バリューの可能性もあります。もっとも、今は割安感はかなり薄くなり、中期的な魅力はだいぶ薄れています。

 金融・防衛・嗜好品の注目銘柄

  銘柄名  4/10 2/1 1/1
BlackRock Inc ブラックロック $439.81  $416.81 $392.00
CME Group Inc CME $170.76  $183.44 $188.00
MSCI Inc msci $211.89  $172.85 $147.00
S&P Global Inc SPGI $214.81  $193.83 $169.00
Moody's ムーディーズ $186.66  $155.40 $140.00
Wells Fargo ウェルズファーゴ $48.14  $48.91 $46.00
Lockheed Martin ロッキードマーティン $302.68  $290.58 $261.00
Diageo PLC ディアジオ $163.00  $151.47 $139.00

 

 他業種が参入しにくい、独自の強みをもつ銘柄群です。MSCIやBLKはさすがに業態として強みがあるだけに、反発するとするする行きますね。ウェルズファーゴは底堅さを期待したので、これぐらいでしょう。こういう相場だと差が付きますね。上昇したとしても、上値もそんなにあるわけではありません。

 

 なお、MSCIとSPGIの2大インデックスは相場環境に左右されやすい傾向にあるので、チェックしておくとこれからも面白そうです。

 

 ブラックロック【BLK】は、昨年下げ続けだったので1月時点ですでに反発していましたね。この表だと上昇幅が小さく見えます。ただ、今の調子だと新高値とはなりにくいでしょう。

ブラックロックの御見事な反発

ブラックロックの御見事な反発。

 ただ、年末の底値は360ドルですから、やはりボラは魅力ですね。ムーディーズもセミナーでお話したタイミングが良かったですね。反発しています。ビジネスモデルも非常に魅力ですね。

 

 ロッキードマーティン【LMT】もやや売られすぎ傾向でしたが、しっかり戻してきました。ディアジオ【DEO】は本来このような値動きをする銘柄ではないですが、材料が出ると強いですね。決算が良かったです。

 

 【CME】は昨年末相場が悪いところでも逆行高でしたので、やや調整入りというところですね。2018年初頭からの伸びは悪くないです。競争相手のほとんどいない業態ですので、これも安心できる銘柄の1つです。

とりあえずリストアップしている銘柄

  銘柄名  4/10 2/1 1/1
Broadridge  ブロードブリッジ $109.00  $102.98 $96.00
Equifax Inc エキファクス $122.52  $107.94 $93.00
Intuit Inc INTU $258.90  $214.45 $196.00
Paychex Inc ペイチェックス $80.75  $ 68.48 $65.00
Microsoft Corp Microsoft $119.28  $102.78 $101.00
Visa Inc VISA $157.49  $140.15 $131.00
Zoetis Inc ゾエティス $101.46  $87.14 $85.00

 ビジネスモデルが個人的に好きな銘柄群です。1月時点ではエキファクス【EFX] が売られすぎな印象がありました。エキファックス、INTU、ペイチェックスは昨年持っていた銘柄群です。ペイチェックスも勢いを取り戻しています。

 


 ビザ【V】とマスター【MA】は言わずもがなの優良銘柄ですね。私はMAを80ドルで買い、120ドルで売って満足していました。今は200ドルを超えていますね。米国株の優良株は大型株でもこういう伸び方をします。 

 

 良いものはいい、そういうことが確認できたように思います。完全に備忘録的ですが、個人的にはこういう記事もたまにやりたいと思っています。今はエクセルでも株価情報が取れるようになったので、簡単にまとめておくと楽しいですね。

 

 長期ならばETFのように、いつ買っても良いと思える銘柄を買い増していく。そういう買い方ができるのが米国株の魅力の1つですね。ただし、高値で一気に買うことは推奨しません。

 

 中期目線の人は、「今年はもう十分」と閉店したくなる勢いではないでしょうか(笑)

 4月12日から銀行株を皮切りに決算ラッシュに入ります。利益確定の出やすい時期です。また、業績予想は厳しめですから、株価にどう影響するかというところですね。

 

 昨年は米国企業は積極的に自社株買いを行っており、発行済み株式数の3%近く買いました。配当と合わせるとかなりの株価押し上げ要因になったわけです。今年の株高局面だと、そこまで買い進めることは難しいでしょうね。

  

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