たぱぞうの米国株投資

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高校生から投資を始める必要があるのか、ないのか。

高校生から投資を始めるという選択

 高校生ですでに投資を始めている人がいますね。お小遣いやバイト代、はたまた親から言われて、など動機は様々です。

 

 今回は、現役高校生の方から「投資を始めてみようと思う」ということでご質問を頂戴しています。早速紹介します。

高校生から投資をしたい、始めたいと思っています

 はじめましていつも動画を拝見させてもらっています。


 今回連絡をさし上げたのはたぱぞうさんの動画を拝見させてもらい投資について興味を持ち、自分もやってみたいなと思い、投資についてご相談させて頂きたいと思ったからです。


私のスペック

  • 年齢15歳
  • 貯金12万円程度
  • 月3000円程度のお小遣い

 貯金の12万円をずっと持っておくだけではもったいないと思い投資をしようと思いました。


 私は現在のところもし始めるのであればemaxis slim 全世界株式に毎月3000円程度の投資を行なっていこうと思っています。18歳になれば積立nisaを利用して投資を行なっていくつもりです。投資で得た利益は将来(20〜30年後)の足しになれば良いかなと思っています。


 そこで相談なのですが高校生の私でも投資を始めた方が良いのでしょうか?始めた方が良い場合はおすすめの銘柄と毎月どのくらいの金額でどのくらいの年数積立投資を行なっていくべきかご教示願います。


 長文になりましたが返信頂ければ幸いです。

高校生から投資を始めるということ

 小さなところからお話を広げます。ずばり、emaxis slim 全世界株式に毎月3000円の投資というのは良いですね。時間があれば、投資先についても調べてみると良いでしょう。将来の投資活動に資するものになることでしょう。

 

 どの程度の金額を投資すべきか、ということですがこの金額には妥当性があります。貯金やお年玉などの臨時収入があると仮定するならば、過大になり過ぎず、高校生活を楽しみにながら投資を持続できる金額だからです。

 

 投資は将来の生活に資するものになりますが、今の生活を犠牲にしてまで行う必要はありません。

 

 様々な意見をもとに、自分の決断を尊重されると良いですね。私もブログやYouTubeで相談に乗り、提案をしてきました。しかし、これは絶対的なものではなく、私はこう思うという主観の提案に過ぎないのですね。


 多様性ある意見を尊重し、その中から選び、自己決定していくというのは投資に限らず大切なことですね。

高校生から投資を始める必要があるのか、ないのか

高校生から投資を始める必要があるのか、ないのか

 よくある意見は「自己投資をしたほうがよい」という意見ですね。例えば友達とご飯を食べたり、学習をしたり、旅行をしたり、つまり経験値を増やすという発想ですね。

 

 確かに今しかできないことというのが厳然とあり、それはそれで尊重されてよいですね。高校時代は限られた3年なのに対し、投資は社会人になって一生涯取り組めるものだからですね。


 若いころはお金が無いのが普通です。その代わり時間があるケースが多いですね。これは年を重ねると逆転してきます。資産は運用と節約がなされれば積みあがるのに対し、時間は寿命があり、有限だからです。

 

 この分かり切った現象を考えると、高校生が12万円を投資に使うのは逆にもったいないとなるわけですね。


 2つ目の意見は「思いがあるならばすぐに取り組んだほうがよい」とする意見ですね。私にお問い合わせから質問をされるということは、興味があるということですね。興味を伸ばすという意味では、学びも大切ですが、同じぐらいに実践も大事です。


 12万円を投資に振り向けることは、将来の自分の仕事、適正を見つけるきっかけになる可能性もありますね。また、投資の面白さに目覚め、資産を増やしたり、視野を広げたりする可能性もありますね。


 気を付けなくてはいけないのは、お金に価値を置きすぎ、逆に視野が狭くなることですね。お金は幸せ引換券ですから、使わないのが正義ではなく、うまく使うのが正義となります。この辺りは言うまでもないことですね。


 いずれにしても、やや偉そうな物言いになりますが心理的なハードルを乗り越え、質問をされたという勇気が素晴らしいですね。

 

 私も学生の頃、感銘を受けた書籍の著者に連絡を取り、会いに行ったことがあります。今では考えにくいかもしれませんが、書籍の著者プロフィールに昔はメアドが記載されていたケースがあったのですね。


 書籍も素晴らしかったですが、お会いしてさらに感動は深まりましたね。その後、お仕事をご一緒させていただいたり、研究会を立ち上げたり、関係はさらに深まりました。


 若さというのは、そうしたハードルを越える勇気でもあるのですね。人生二度なしとはそういうことですから、今を大切に、自分を大切に、自分の興味関心を広げていかれるとよいですよ。


 いただいた質問から、ふと自分の昔を思い出しました。共に頑張りましょうね。

 

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