たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

1000万円貯める道のりはどのようなものなのか

1000万円貯める道のりはどのようなものなのか

 1000万円貯められれば、ささやかながら見える景色が変わります。配当収入が5%あるとすると、税引き前で50万円ほど手に入ります。50万円を多いと見るか、少ないと見るかは人によるでしょう。しかし、殆どの人にとっては大金ではないでしょうか。

 

 私は20歳代から株をしていますが、1000万円に乗ったのは30歳ちょっと前だったと記憶しています。結婚式に呼ばれたり、飲み会に呼ばれたり、交際費がかかり、給与が限られるのが20代です。収入が少なく、支出が多いのです。

 

 つまり、貯めにくいということです。体力も無限にありますから、夏はフットサル、冬はスノーボード、さらに海外旅行もしていました。とにかく遊びにお金がかかるのですよね。

 

 そういう中で1000万円を貯めるのは大変です。しかし、どうにかこうにか1000万円を超えたあたりから「お金がお金を生む」状態を作れるようになります。

 

 多くの個人投資家さんにとっては今も資産運用1000万円というのは大きな目標となりうるのではないでしょうか。今回は、資産運用1000万円をつくる道のりを考えつつ、ご質問にお答えしたいと思います。

1000万円貯めることを目指し、米国株だけでなく日本株にも投資すべきか

たぱぞう様。

 

 はじめまして。ブログ拝見させていただいております。非常に勉強になります。突然ですが、私は現在100万円の資金で米株30%国内株式70%の割合で投資を行っています。

 

 その他毎日500円の積立投資をS&P500投信で行っています。少し高い目標かもしれませんが、10年間で1,000万円の計画を立てております。


 ブログを拝見させていただき米国株のみに資金をすべて投資すべきか悩んでおります。企業的な魅力(規模・成長力)において米国株の方が魅力的だとは感じていますが、全額米国株に振り向けるのに少しためらいもあります。

 

 たぱぞう様の個人的な所感で結構ですので教えていただければ幸いです。

1000万円貯めるのは、通過点に過ぎないけれども・・・

 まず、日本株ですが、私が日本株相場に取り組んでいた2000年代に比べると非常に環境は良いです。何といっても、日銀のETF買い入れ、日本年金機構の買い入れは絶大で、下値の安心感があります。

 

 日銀のETF買い入れだけでも5000円~6000円の底上げ効果があると言いますから、その力が分かります。反面、ややゆがんだ相場になっているとも言えます。しかし、このまま出口なく買い入れ続けるのでしょう。

 

 日本株の場合、各種不祥事を見てもわかるように、社内でのみ通用するルールが会社のコンプライアンスに重大な影響を与えている例が多々あります。社内における自浄作用が期待できないため、事案が重大化して露見するのです。

 

 バレていないだけで、多かれ少なかれ多くの日本企業であることでしょう。日本の組織というのは一般的に内部からの改革よりも、外部からの改革のほうがスムーズに進みます。

 

 コロナショックで見てわかるように、日本市場は基本的には米国市場以上にボラティリティの大きいプロ向け相場です。逆に言うと、センスのある人にとっては、企業不祥事も値動きのある、うねり取りの格好の相場ということです。

 

 つまり、うまい人にとってはインデックスや高配当投資よりはるかに優れたパフォーマンスを得られる相場とも言えます。

  

 一方米国株、例えば米国S&P500は過去と照らし合わせると6.8%ほどの年率成長をしており、何度か暴落を経つつも大変安定的です。しかしながら、この成長は鈍化が見込まれており、もしかしたら今後は4~5%近辺になるかもしれません。

 

 とはいえ、右肩上がりの傾向は数十年単位で見れば続くでしょうから、株式というリスク資産にしては非常に落ち着いて取り組めるのが米国株であり、米国株投信やETFということになります。

 

 私だったら、米国株100%にします。日本株、米国株、中国株、インドネシア株、いろいろ取り組んできましたが、最も信頼でき、安心して買い持ちできるのが米国株だと経験から断言できます。

1000万円を運用で貯めるにはどうすればいいのか

 資産運用シミュレーションは私も大好きです。楽しむコツは少々コンサバに見積もることで、上振れると嬉しくなりますね。口さがない人は「捕らぬ狸の皮算用」と言いますが、確かにそういう面もあります。しかし、気にしなくて良いのです(笑)

 

 ちなみに、100万円を6.8%で運用すると、10年後には193万円にしかなりません。追加投資が必須であることがわかります。では、1000万円にするにはいくら追加投資をしなくてはいけないのでしょうか。

1000万円貯める道のりは、遠いようで近い

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複利計算機

 上記サイトで計算すると月々4万8千円程度が必要であることがわかります。ただし、税金は考慮していません。

 

 「月に4万8千円も積み立ててやっと10年で1000万円か」

 

 と思われるかもしれません。しかし、次の2000万、3000万は複利が効き始めますから、より楽になります。100万からの1000万は大変ですが、1000万からの2000万は意外に早く感じるはずです。10倍と2倍ですから当然ですね。

 

 まとめます。

 

  • 「元金100万円で月々4.8万円を追加投資、利回り6.8%で10年」

 

 これが資産運用1000万円への目安です。あまり現実的になりすぎると面白くないですから、夢は大きく、共にがんばりましょう。ご質問ありがとうございました。

 

関連記事です。

  キャピタルで貯めるのか、インカムで貯めるのか。永遠の課題ですが、やはり成長セクターを外さないということですね。米国株も強いセクターとそうでないセクターがはっきりしています。

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   お金の増やし方を知っておくことは、イコールで豊かな人生を創造することに繋がると私は思っています。意外にその仕組みはシンプルで、しかも今はネットで情報が得られます。いい時代です。 

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  10万円から投資を始めるにはどうすればよいのでしょうか。額が小さいうちから、経験を積んで投資慣れしておくというのは大事ですね。もちろん、いくらか貯めてからでもよいでしょう。額が小さいことの最大の強みは、損失額が限定的なことです。

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