たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

資産総額だけを目標にしない投資を心掛けたい理由と対策

目標資産総額は実はあまり意味がない

 個人投資家で目標資産総額を意識しない人はいないでしょう。1000万円を超えたぐらいからスケールメリットを実感し始めます。また、1億円を超える「億り人」という言葉が1つの目標になるぐらいです。

 

 好調な相場だと、昨年より数百万、数千万、資産が増える。そのような増え方をしてきます。多くの人は、これぐらいの金額になると給与に与えるインパクトが大きくなってきます。

 

 ややもすると、「トレードで生きていけるのではないか」という思いも生じかねない勝ちっぷりです。また、月々の給与を眺めて、その金額の少なさと投資の成果の大きさに違和感を感じる人もいるかもしれません。

 

 「これだけがんばって、〇〇万か」

 

 となるわけです。

 

 また、「去年〇%増えた。この調子で20年続くと〇億円か」などという皮算用をしたくなる相場でもあります。

 

 これらの発想の前提になるのは、永続的なブル相場、強気相場となります。

目標を資産総額「だけ」におくと、苦しくなる時がきっとくる

 ただし、目標を資産総額に置くと苦しくなる時はいつかきっときますね。ベア相場、弱気相場はいつか訪れます。

 

 今のような強い相場が未来永劫続くのは考えにくいのです。もちろん、基本的には株などの資産の価値は上昇し、通貨が減価します。そのため、長期で資産総額は増えていくことに異論はないところです。

単調かつ安定的に資産総額が増えるわけではない

単調かつ安定的に資産総額が増えるわけではない

 ここで言いたいのは、資産総額というのはゴムひものように、伸び縮みを繰り返して増えていくものだということですね。

 

 不況などで、縮む局面は必ず来ます。日々資産総額をチェックして、一喜一憂しているとその時に投資が嫌になってしまうでしょう。せっかく、生活と気持ちを豊かにするために投資をしているのに、投資で疲れてしまうということになりかねません。

 

 退場する人というのは、資産総額のダメージもさることながら、心のダメージが大きいように思います。個人投資家のリスク許容度は、特に心理の面で大きくないのです。

資産総額以外に何を目標にすればよいのだろうか

 それでは、永続的に投資に親しむ、退場しない目標づくりとはどのようなものになるのでしょうか。言い換えると、資産総額以外に何を目標にすればよいのでしょうか。それは、資産総額よりも安定的な数字にすればよいだけです。

  • 月ごとの入金額
  • 配当受領額

 資産総額を意識しないのは無理でしょうから、資産総額だけでなく、このような数字も意識しておくと良いということです。

月ごとの投資入金額を目標とするやり方

 本当に不況になると、給与も減ります。そのため、月ごとの投資入金額を目標にするとこれもしんどくなることがあります。しかし、サラリーマンの場合は給与は資産総額ほどの伸び縮みがないのが普通です。そのため、比較的目標にしやすいです。

 

 たとえばつみたてNISAのように、月々3万弱は投資に回すとか、そういうことですね。これは市場の環境と関係なく実行できるので、目標として成り立ちやすいものです。インデックス投資などは、非常に合っているやり方になります。

インカムの金額を目標とするやり方

 配当をはじめとする、インカムの金額も目標にしやすいです。年間配当金10万を目指すとか、7桁を目指すとか、そういうことですね。特に米国株の場合は、減配を嫌う傾向にあります。うまく連続増配株の中で分散をさせていけば、こちらも安定的な推移が期待できます。気持ちの面で安定した投資が実現されるでしょう。

 

 ただし、減配懸念はゼロではないですから、楽観視しすぎるのも危険です。また、ハイイールド債やBDC銘柄のような極端な高インカムは、リスクの裏返しですからやはり変動は大きくなる傾向にあります。あまりインカムに偏重するのもバランスを欠きますが、やり方次第で穏やかに過ごせますね。

続けて長く投資に取り組む

 とにかく、続けて長く、楽しく投資に取り組むことです。リーマン前夜に賑わっていた投資ブログが、リーマンショックを機に激減しました。そのようなことが再び起きないとも限らないわけですね。

 

 個人的には、あの当時とは投資家の知識も、金融政策も全く違いますので、そのようなことはないと思っています。しかし、好況に沸く今だから改めて書いておこうと思いました。

 

 良い相場環境が続くに越したことはないのですけどね。

 

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  ただし、ETFは不況時に分配金が減るのはよくあることです。

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  そういう意味では、共済貯金のような良質の安定的なインカムアセットがあると、強いですね。リターンは限定的ながらも、読みやすいからです。

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