たぱぞうの米国株投資

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落ち着いた守りの投資をインデックス投資で実現する

落ち着いた守りの投資をインデックス投資で実現をする

 リセッションを経ると、一気に億り人が増えます。これはリーマンショックの時もそうでしたし、コロナショックでもそうでした。雰囲気に流されない、株が安いときに大量に仕込める、そんな度胸のある投資家が資産を激増させてきた歴史があります。

 

 数億円レベルの資産になってくると、一気に資産運用は楽になります。運用益が生活支出を超え始めるからです。こうなると、FIREという選択もあるでしょうし、個別株投資をやめてインデックスでののんびり運用、という選択もあるでしょう。

 

 いずれにしても、時間は有限です。投資に割く時間を維持するか、それとも違うところの豊かさを求めるか、ある意味では選択が増えることになります。数億円達成した後、資産をインデックスにするという人も珍しくありませんね。 

 

 さて、今回はFXや株式投資で資産を増やしたので落ち着いた投資をしたい、ということでご質問を頂戴しています。

2億円超の資産を作ったが、もう落ち着いた守りの投資に切り替えたい

 はじめまして。シュウ丸と申します。(HNで失礼します)

 

 たぱぞうさんのブログを訪れて以来すっかりファンになり、資産形成について記事を片っ端から観て勉強する日々です。


 そこで厚かましくも相談させてほしいのですが・・・

 

 私はFX歴が長く、株も含めて毎年それなりの利益を上げてますが、正直日々チャートに張り付くのもシンドく、もっと落ち着いた投資をしたいと考えております。


 またコロナにより別の事業も縮小して今後の収入が大きく減ることが予想されますので、昨年一部の事業を売却して入ったまとまった資金を、長期投資に回したいと考えております。

 

 今現在、現金は2億円超あり、私は40代・3人の子供もまだ小学生ということで、半分の1億円程度を10年ほどかけて積み立て投資したいのですが、

 

  • インデックス投資で高めの利回りを得て20年後を目安に利益確定したい
  • 高配当株ETFで毎月の配当を受け取りたい


 ドルコスト平均法も鑑みた上で、毎月約各50万円ずつ(計100万円前後)をなるべくコツコツと自動積立したいと考えております。

 

※仕事が多忙につき、個別の銘柄選定や定期的な銘柄入れ替えは難しいです


 たぱぞうさんならどういったポートフォリオを組むでしょうか?


 インデックスファンドだと利回りが高いものの、確定されるまではずっと利益を再投資、生活の安定やセミリタイアなど出来ませんから、これ一本というのは心許ないです。


 なので老後にまとめて確定してしまうか、余裕があれば子供に名義変更しようと思ってます。また米国高配当株ETFは定期的に配当が振り込まれるので生活が安定し、多少利回りは落ちても着実に定期収入になるのは精神衛生上プラスに思います。


 という訳でインデックス投資+米国ETFを組み合わせて運用したいのですが、ネットで調べると「VTが良い」「QQQが良い」「VTIが良い」とまちまちで、またどのファンド・ETFもパフォーマンスが似たり寄ったりで、分散する意味があるとは思えない組み合わせも多く、巷で人気の「SPYD」も昨年9月は前年比約40%もの減配となるなど、どこに絞ったら適切なのか決めあぐねています。

 

 個別の米国高配当株でポートフォリオを組み→月末リバランスも考えたのですが、どうしても億劫になったり、行き当たりばったりになってしまいそうで、いくつかの投資対象に配分を決めたら、あとは機械的に積み立てていきたいです。

 

 大変な長文になってしまい申し訳ありません。

 

 私の投資額に際し、NISAやiDeCoを利用する余地はあるのかもお聞きしたいです。


(記事を拝見したり色々調べたりたのですが、調べれば調べるほど分からなくなりまして申し訳ございません)

 

 調べたらジュニアNISAもあるようでまだまだ勉強しなければと思っております。。。

 

  1. 上記の組み合わせ、考え方に対しアドバイスはありますか?
  2. インデックス、米国高配当ETFのそれぞれのオススメファンドは?
  3. あれば資金配分のアドバイスもいただけたら嬉しいです。

 

 厚かましいお願いですが、是非よろしくお願いいたします。

数億円を超えてくると、落ち着いた守りの投資を意識し始める

 いろいろな考えがありますね。投資の答えは一つではないので当たり前といえばそうですが、みなさん確信を持たれているので、読んでいると迷うというところも確かにあるかと思います。

 

 さて、考えをまとめておきます。。

  1. 高配当ならばVYMがよい
  2. 配当金は魅力だが、投資効率を考えるとS&P500かVTIの取り崩しのほうが良い
  3. 資産を5年に分けてこれらのETFに投資していくとよい

 以上が骨子になります。口数を減らさない、高配当投資をされるならばVYMが一番です。利回りはやや他のSPYDやHDVに比べると落ちます。しかし、安定感に優れます。

 

 ただし、VYMはVTIやS&P500にリターンが劣後する傾向にあります。素直にS&P500に投資をしつつ、使うときに取り崩すのがベストでしょう。

 

 分散投資は、投資対象の分散と投資時間の分散が王道です。5年程度を目安に、コツコツと積立投資をされるといいですね。もちろん、つみたてNISAやiDeCoを利用されるのもよいでしょう。 

インデックスによる、落ち着いた守りの投資

インデックスによる、落ち着いた守りの投資

 もっとも、FX歴が長く、チャート分析がお好きであれば、一括投資のタイミングもつかめるのかもしれません。私は人には時間分散をお勧めしていますが、自分が投資をするときには一括投資もします。確信があるときですね。

 

 うまくいけば一括のほうがリターンが期待できます。原理原則を押さえたうえで、「落ち着いた投資」であるインデックス投資、時間分散投資をされるとよいでしょう。

 

 ご質問ありがとうございました。

 

関連記事です。

  東証上場ETFを使って、シンプルなポートフォリオを作ってもよいでしょう。

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  高配当ETFでFIREを目指される方も多いですね。FIREの答えは一つではないので、それはそれでありだと私は思います。

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  弊ブログ提携先のストレイナーさんの紹介記事です。

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