積立投資を始めた後にすべきこと
自分がブログを始め、その2年後につみたてNISAが始まり、投資環境と自分の環境も大きく変わりました。投資初心者さん向けに、「誰でもできる米国株投資」を伝えていくという目的は果たされつつあり、大変うれしく思います。
ただ、やはりまだ「何を言っているのか分からない」というご意見もありますので、真摯に記事を積み重ねていきたいところです。ついつい深堀したくなる時もありますが、そういうのは違う場所でということですね。
さて、今回は楽天VTIの積み立てをはじめたけれども、何かすべきことは無いのかという本質的なご質問を頂いていますのでご紹介したいと思います。
積立投資を始めたが、何か他にすることはありませんか。
はじめまして。いつもブログを拝見させていただいております。たぱぞうさんのブログを拝見させていただいて楽天VTIを月々2万円で積み立てさせていただきました。
現在0歳の子供の教育資金から結婚等のお金にしてあげたいので20年〜30年の長期投資にするつもりです。
さて、ご質問なのですが積み立て投資を始めたら今後するべき事はないのでしょうか?
注意深く調べておくことや、アンテナを高くして仕入れ続けた方が良い情報等はあるのでしょうか?
勉強不足で初歩的な質問になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。また、ブログ等のネタにしていただければ幸いです。
積立投資はほったらかしでOKです。
素晴らしいご質問をありがとうございます。良い投資信託や良いETFというのは特にやることはありません。設定した通りに買い進めて行けばよいだけです。
注意深く調べておくことやアンテナを高くして仕入れたほうが良い情報はありませんか、ということですが、これもありません。逆に毎日の株価情報から自分を遠くにおいたほうがうまくいくこともあります。
高く上がって利益が出たり、反面下がって損失が出てくると人は動きたくなるものです。つまり売買をしたくなります。上手に相場を乗り切りたくなるのです。
しかし、多くの人はそういうスキルを持ち合わせていないのです。ですから、相場の喧騒から離れ、あとは自動的に積み立てられるのを待つというのもあながち間違いではありません。暇ですね。
良い投資信託やETFというのは、運用担当者が適宜銘柄の入れ替えを低コストで行ってくれています。だから購入者は暇でいられるのです。
積立投資中に新しくよりよい商品が出たらどうするのか
ただし、新しいよりよい商品というのが出る可能性もゼロではありませんね。例えば、S&P500の商品で言えば後発のeMaxis Slimが最安になりました。ただ、少々暴論かもしれませんが、0.1%程度のコストはあまり気にしなくても良いかと思います。
もっとも、気にする人は乗り換えるべきですね。年間0.1%の差というのは20年たつと1000万円規模の運用でもケースバイケースですが数十万円程度の差になってきます。複利で値上がりしていけばもっと大きくなります。
ちなみに、劇的に良い、つまりもっと良いベンチマークが出れば乗り換えを検討する価値がありますが、その可能性は高くはありません。もしリリースされましたら、弊ブログでご紹介したいところです。
私は今のところはVTIかS&P500がもっともバランス的に優れた良い商品だと思っています。少なくともブログを始めて以来これは変わらないところです。
相場が好きならば積立投資からさらに・・・
積立投資をきっかけに、投資が自分の趣味になる人もいます。そういう人は、相場に向き合い、個別株投資などに手を広げてみると良いでしょう。行くとこまでいくと、信用やオプション取引、CFDなどに手を出すようになります。
ただ、これらはいずれも高リスクですから、自分の適性を見極めて取り組むことですね。また、それ相応に投入する時間もかなりのものになります。
積立投資の最大のメリット
積立投資の最大のメリットは時間が作れることです。個別株投資と言うのは決算を見なくてはいけません。株価は意外にどうでもよいところがありますが、業績だけは見ておかないと、あとあと響きますね。
つまり、時間がかかるのです。その点、良い投資信託やETFというのはそういう手間が一切いりません。ご自分の性格を見極めて投資を続けていくと良いと思いますよ。
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ほったらかしでも大丈夫ですが、前提としては「良い商品」であるということです。 その前提条件になる視点を書きました。
投資信託やETFでの投資は時間がかかります。しかし、着々と続けていけば、それなりの金額になりますし、セミリタイアというのも人によっては可能になります。とにかく、続けること、退場しないことですね。
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