たぱぞうの米国株投資

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資産運用や仕事のゴールをどこに置くのか

焚きつけの社会を生きるということ

 私はいろいろな人の年収を見る機会があります。延べでいうと、500人以上の年収を見て、コンサルをしてきたでしょうか。私自身、非常に参考になると同時に、どの仕事でどのように働いているかを知れば、大体の推測が付くようになりました。

 

 強烈だと夫婦で年収5000万、併せて1億円ということもあり得ます。しかし、それは特殊な高属性、特殊な職務ですね。また、Xやブログの自己申告だと、副業で月の売り上げ8桁、7桁という例も少なくないですね。

 

 しかし、多くの普通の人を見た感じでは、そういう人たちはレアケース中のレアケースです。ほとんど参考にならず、普通の人たちは40代で年収500万前後、貯蓄は多くて1000万円、そういう世界です。

 

 その世界のほうが世間一般の常識に近いと思います。

 

 そもそも、たぱぞうの元に相談に来る人は、投資に興味のある方ですね。そのため、それでも平均年収以上の収入がある人が殆どです。投資というのはある意味では、持てる者のアクティビティで、生活で必死だとそのような発想にはならないということです。つまり、投資の話をしに来る時点で、恵まれているということです。

 

 つまり、誰それが月収8桁だ、やれ誰それが資産〇億だ。そういう世界は殆ど一般的な世界とは別世界と言ってよいでしょう。そういうブログやTwitterを見ても、私たちは何も焦ることは無いのです。ある意味では異常な世界だからです。

 

 しかし、そういう世界にばかり触れていると、どちらが普通なのかが分からなくなります。そうなっている時点で、立派なネット中毒の可能性がありますね。有名なインフルエンサーだって、世間のほとんどの人は知らないのです。それが普通なのです。

人は何のために生きるのか

 私はブログを始めて8年、Xを始めて7年になります。改めてこういったネット社会というのはやや特殊だと思います。どう特殊かというと、極端な焚きつけの社会なのです。人は強弱の差こそあれ、誰しもこうなりたい、ああなりたいという向上心があります。

 

 そして、何かを手にした人たちが「こうしたらいいよ」「ああしたらいいよ」ということを教えてくれるのがネットの1つの働きですね。しかし、そこでも取捨選択して行動しないと、逆に苦しくなるだけですね。

 

 学生時代を思い出してみてください。中学ではより良い高校、高校ではより良い大学、大学ではより良い就職を目指すような動機付けがされてきたのではないでしょうか。そして、就職してからはより良いポストでしょうか。

 

 永遠に「より良い何か」を求めるように焚きつけられるのが現代社会とも言えます。本来、プライベートでリラックスするはずのネットでさえ、焚きつけられてはいないでしょうか。頑張らされていないでしょうか。

 

 自分が生きるためには何が必要なのかをよくよく考えないと、常に何かに焚きつけられ、がむしゃらに見えない何かを目指し続けることになります。よりよく生きるというのは、実はシンプルで、そんなに頑張らなくても手に入るものです。

副業は本当に必要なのか

 私は8年前にブログを始めましたが、完全なる副業となり、セミリタイアするきっかけとなりました。投資から派生し、ブログをやったり、アドバイザを引き受けたり、コンサルをしたりということになりました。

 

 それに対してのささやかな収益も発生していますから、世間一般でいうところの「所得を増やす理想的な副業」ということになるのでしょう。

 

 しかし、ある程度副業をやり抜いた今だから言えますが、本業で職場の人と程よく楽しく明るくやっていくのは非常に価値があることだと思います。大勢のチームで1つのことを目指し、等しく達成感が得られるというのは、今そこでしか味わえないことですね。

 

 もちろん、合意形成をするための長い会議や、無駄な文書が満載なのが組織です。誰しも嫌気がさすこともあるでしょう。そして、意見の合わない人や、意地悪な人もいるかもしれません。それらを差し引いても、サラリーマンというのはそれなりによくできた仕組みだと思うのです。

がむしゃらを要求されすぎると居心地が悪いですね。

がむしゃらを要求されすぎると居心地が悪いですね。

 世の中には知らなくていいことというのは厳然としてありますね。無理して資産運用、無理して副業をする必要は全くないのです。資産運用をしてない、副業をしていない。それでも幸せな人はいっぱいいます。

 

 私たちは何のために働き、何のために生きるのか。こういうことを考えないと、何かに焚きつけられ、何かに追われる、そういう不毛な時間を過ごすことになりますね。

 

 資産運用は大事ですが、いつかどこかにゴールがあります。そのゴールをどこに置くのか。それを決めるのは他ならない自分自身だということです。ゴールまで他人に設定されることはないのですね。

 

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