たぱぞうの米国株投資

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ドル安相場の考え方とディフェンシブ投資

ドル円を含む為替が大きく動いた

 正月三が日の最後に為替が大きく動きました。日本の市場が実質お休み状態、薄商いの中で起きました。きっかけとしては、Appleの売り上げが中国で落ち込んでいる事が明らかになり、米中貿易戦争の行方が懸念されたことがきっかけとされています。

 

 きっかけと言えばきっかけですが、この3が日閑散での仕掛けというところに短期筋の思惑を感じますね。ドルが弱含んでいますので、ショート派はわりと安心して仕掛けているように見受けられます。

 また、円高は昔から日系企業の業績を直撃します。ドルが弱含む中では、日本株の行く末というのも非常に懸念されるところですね。米国株投資家にとっても、円建てでみると資産の減少は避けられないところです。

 

 ただ、これは考えようです。例えばリーマンショック前後に80円を切る水準でドル転をしているような投資家や、コツコツと積み立て投資をしている投資家にとっては目先の円高ドル安は安くドルを仕込む機会到来というところですね。

 

 前にも書きましたが、このような短期筋の動きは別にして、ドル円の動きは非常に政治的です。基本的には購買力平価から極端に外れてあり続けることはないでしょう。特に給与を日本円で得て、資産運用をドルでしているような人は、それ自体が分散入金、分散投資ということになります。

 

 株も為替も時に行き過ぎます。アルゴリズムの一斉売り、一斉買いですね。私たちは1つひとつに過剰に反応せず、ゆったり構えて相場と関わっていけばよいですね。今年は昨年に引き続いてそういう相場だということです。

5000万の日本円を投資に振り分けたい

 いつも楽しく読ませてもらっています。利上げ局面でのBNDの購入について、ご教授頂ければと思いメール致しました。私は、現在40歳で余裕資金、5000万の日本円があります。


 ディフェンシブに年2%ほどのインカムを目指しておりまして、3年かけてHDV60% BND40%にしよう考えています。(もっと時間をかけた方がいいかもしれません?)
しかし、更なる利上げがほぼ確定している今、BNDを購入するのはどうなのでしょうか?


 とりあえず、予定通りHDVを購入していき、BND購入分は米国MMF等にプールしておき利上げ終了のタイミングを見るのが良いのか。それとも気にせず、BNDを買い進めれば良いのか。たぱぞう様なら、どうされますでしょうか?

この局面でのキャッシュは非常に大きい

 年2%のインカムというのは非常に控え目ですね。無理のない水準です。元手が5000万あるということで、これも今の相場には非常にワクワクする水準のキャッシュですね。

 

 一気にドカーンとドル転するという手もありますが、やはり先日の為替の動きを目にすると、何でも分散というのが大事だと感じられたのではないでしょうか。

 

 ちなみに米国長期金利ですが、気の早いことに不況を織り込み始めています。その結果、金利上昇局面にもかかわらず、長期金利は下げています。そのため、BNDもやや反騰していますね。

ゆるやかに反騰するBND

ゆるやかに反騰するBND

 3年だと少々急ぎすぎだと思います。5年でも1年で1000万です。当面は5年というのを意識して、ゆっくりとドル転、買い付けをしていっては如何でしょうか。この調整相場でVTIも利回りが上がっているので、HDVとトッピングしても良いと思いますよ。

 

 

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  米国株集中投資の意味について深掘りをしておきます。資産の分散、時間の分散は非常に大事です。

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  すでに外貨に換えている人は、このMMF・MRFが安定した資金の置き場所ということですね。

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  基本的にはドル円は購買力平価説に基づいたレンジの中での相場に落ち着いており、そのレンジを意識してコツコツドル転をしていけばよいと考えます。いずれにしてもレンジの下限近辺でない限り一括というのはリスクがあります。

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