たぱぞうの米国株投資

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米国株投資で月々10万円の不労所得を目指す~40代からの初心者投資術~

年々、やりやすくなる米国株投資

 米国株投資というと、10年前はごく一部の投資好きの人が取り組む投資という雰囲気でした。一番の理由は特定口座対応をしていない証券会社が多かったからですね。そのため、投資家たちは手計算で配当金の計算をしたり、売買の計算をしていたわけです。

 

 如何にも大変そうですが、フォーマットを作り、慣れればそれほどではなかったですね。それでも特定口座と比較すると大変な手間です。とくに頻回に売買をする投資家にとっては大変でした。

 

 その後、どの証券会社も特定口座が基本となり、さらには投資信託で安価にVTIやS&P500連動の商品が買えるようになりました。この変化は大きいですね。積み立て投資ならば、これらの商品を淡々と買い付けていけば、米国株投資が誰でもお手軽にできるようになったということです。

 

 さて、今回は40代で米国株投資を始めたいという方からご質問を頂いています。

米国株投資で10万円の不労所得を作りたい

 はじめまして。たぱぞう様のブログを日々拝見し、アメリカ株への興味を抱いていました。

  • 43歳
  • 年収550〜600万
  • 現在は賃貸。将来、主人の実家を建て替えるか、売却し中古マンションを購入予定。(子供なし)
  • 現在、イデコで2.3万円/月(外国株式インデックス)
  • 積立NISAで40万/年(VTI系)

 を積み立てています。現金で2500万程、定期や普通預金に預けっぱなしです。これをどうすべきか?悩んでいます。


 個別株はやはりハードルが高いので、VYMかBNDを候補にしています。配当金が欲しいので。10万/月あったら良いな、と夢見ています。


 どちらのETFが良いのか?しかし、外国株税額控除が難しそうで、それも悩ましいです。ちなみに、ふるさと納税も確定申告せずに済むように寄付しています。年齢も踏まえ、どのように投資していくべきか、アドバイスをよろしくお願い致します。

40代からでも遅くない、米国株で分配金月々10万円

 40代ということで、まだ時間に多少の余裕がありますね。外国税額控除が面倒ということであれば、投資信託や東証上場ETFを選ぶのが最適解です。例えば、おススメの投資信託は以下の2つです。

  • SBI Vシリーズ
  • eMAXIS Slim米国株式(S&P500連動)

 本当にほったらかしで、運用をしていくということならばこの2つのシリーズで十分です。ただし、債券などの他のアセットがありませんので、キャッシュポジションでリスクを低減させていくということになります。とはいえ、これらの投資信託は分配金は出ませんね。そのため、将来取り崩すということになります。

 

 また、このように米国一本で投資を志向するスタイルというのは実はマイナーです。一般的には国際分散投資を志向する人のほうが多いので、それぞれ比較してみると良いでしょう。腹落ちしないで始めると、良くない時期に良くない右往左往をします。私は非効率な他の先進国は現状組み込まなくて良いという考えです。

 

 もし、分配金を得て、将来的な自分年金を作っていくということならば、VYM&BNDの組み合わせというのは良いですね。分配金目当てならば、投資信託という選択はなくなります。私ならば7:3の比率を目指して、5年ぐらいかけてコツコツと作っていきます。

 

 次に、月々10万円の分配金ということですね。

米国株投資で月々10万円の不労所得を目指す~40代からの初心者投資術~

米国株投資で月々10万円の不労所得を目指す

 分配金利回りはその時々で変化しますが、仮に税引き前で3%として計算すると4000万円あれば分配金は年間で120万円に到達します。

 

 現在2500万円ありますから、退職までには達成されそうですね。しかも、たとえば65歳まで働くとしたら、20年以上あります。その間、分配金成長も見込まれますし、取引値の成長も見込まれます。ハードルは下がるでしょう。

 

 月々に投資する金額を決めて、コツコツと取り組んでいけばよいと思いますよ。米国株投資というのは、こういう夢ある未来を語れるのが良いところですね。

 

 今ある富を、成長の可能性あるところに分散していくというのが王道ですね。月の分配金10万円というのは十分達成可能なレベルにありますから、コツコツつづけていくことですね。ともにがんばりましょうね。

 

関連記事です。

  こちらは年間80万の配当金を得るにはということですね。高配当株への投資をするならば、投資歴が長い人には割と簡単に達成できる水準かもしれません。元手のあるなしが大きく左右しますね。

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  投資信託ではなく、東証上場ETFでPFを作るという手もありますね。外国税額控除対応になってから利便性が増しています。

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  高配当ETFは非常に人気がありますね。選択肢も増えていますが、王道は3つに絞られます。

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