持ち家が資産運用上足かせになるケースがある。
日本人の持ち家信仰というのはとっくに崩壊しており、買った瞬間に値下がりするエリアがほとんどです。値上がりが見込めるのは東京都下の一部の土地か、交通網が整備されるなどの環境の変化のある土地だけでしょう。
職種にもよりますが、住宅手当をもらい続けると定年までに何千万の資産になります。また、住宅手当が無くとも、激安の社宅に住まい続ける旨味は馬鹿にできません。
そういう分かりきったメリットがあるので、私は持ち家には消極的でした。
これからの円の行く末を占うと、現物資産も案外馬鹿にできない?
そんな私でしたが、5年前に住宅ローンを組んで家を買ってしまいました。即金で買うという手段もあるのかもしれませんが、低金利ということを踏まえ、全期間固定ローンを組みました。変動でも良いでしょうが、不動産投資を変動で組んでいるので、別の選択をしました。
金利は大きいです。これからさらに下がるかもしれませんが、そうなれば借り換えればよいです。ある意味住宅ローンとは後出しジャンケンができるのです。
そして0.75%ならば米国株投資で十分取り返せます。仮に5億円を0.75%で借りられるならば喜んで借ります。税引3%配当で運用して1500万です。税金やら返済やらで支払っても数百万の金利差益が出ます。ディフェンシブにいくならば、沖縄軍用地などの安定的不動産という手もあるでしょう。
21世紀以降円はドルに対して殆ど等価ですから、少なくともドルのインフレ分だけ円は減価しているということなります。つまり、円で持ち続けるということはジリ貧ということです。
これで円の価値がもっと下がるようなことがあれば、不動産などの現物の強みを享受できることでしょう。
それならば幾分かの現物資産をもっておいても良いかと思いました。関連記事です。
QOL、quality of lifeが思った以上に向上したのは事実
やはり借り物の家とは全然違います。分譲と賃貸マンションを見ても壁の厚さ、使っている素材の違いは歴然です。しかし、戸建てとアパートはもっと差があるかもしれません。
こんなふうに日々温泉、旅に生きる生き方も考えたことがありますが。
高い天井の寝室、玄関、広いリビングなどは借家と全く違います。そして、ビックリするほど外の音が聞こえてきません。
足が延ばせて半身浴ができる。使用した後、すぐに乾燥でき、雨天時に洗濯物も干せるお風呂・・・。などなど。細かいんですけどね。
生活の質の向上がこれほどとは思いませんでした。毎日が快適です。
もちろん、無理して購入するのは違うと思います。でも、年収の3倍以内で家賃と殆ど変わらないぐらいの家ならば、買っても良いのではないかと思います。
所詮お金は商品引換券にすぎませんから、どこに投資をして、どこを節約するかを見極めて使うのは悪くないのではないでしょうか。
これ以上生活水準を上げないようにして、収支バランスを大事にしたいと思います。
ローンを組むにあたって考えたことは下記2つの記事です。