たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

投資初心者ならば誰もが直面する悩み~ベストの投資方法は何か~

投資初心者さんに共通する、「ベストな運用先は何か」という問い

 言わずと知れたバンガードの人気ETFであるVTです。米中貿易交渉が激化するにつれて、再び取引値にお元気がなくなってきていますね。

  • 米国集中投資
  • 国際分散投資

 インデックス投資においては、この2つが大きな流れですね。国際分散投資の場合は、VTが先進国から新興国までカバーできるので人気がありますね。半面、パフォーマンスがVTIなどと比べると劣ってきたため、非常に初心者さんを迷わせる結果になっています。

 

 迷うならば、両方買ってしまうというのが1つの手なのかもしれませんね。いずれにしても、この話題に関しては尽きることが無い話題ですね。20年、30年後にはもしかしたら変わっているかも知れませんけどね。

 

 その時には、世界の勢力図が変動しているときでしょうね。さて、今回は悩みに悩んでいる投資初心者さんからのご質問を紹介しますね。

投資初心者ですが、何をどのように買っていくべきかで再び悩んでいます。

 はじめまして。悩みに悩んでおり、ご意見をお伺いできればと思い、問合せをさせていただきました。


 当方現在40歳で、今後長期での資産運用を考えています。現状、以下のように投資しています。

積立NISA(2018年から少額で開始、本格的には2019年頭から開始)

  • eMASIM Slim S&P500   15000/月
  • eMASIM Slim 先進国株式 15000/月
  • eMASIM Slim 新興国株式  3000/月

iDeCO(6月から予定)(楽天証券からSBI証券に乗り換えたため新規)

  • eMAXIM Slimオールカントリー(日本除く)or 先進国株式

特定口座:セゾンバンガードバランスファンド 20000/月
(最初に投資をやり始めたときに少額から初めて現在で4年目くらい)
達人ファンドの方も購入するか迷い中。

 

<質問>

  1. 米国株の投資に興味をもち、ETFを直接購入してVTもしくはVYMで積み立てていこうかと思ったのですが、長期積立であれば楽天VTの方がいいのでしょうか。現状、コストが高いのと、ベンチマークとの乖離が気になり、手を出せずにいます。たばぞうさんのご意見をお伺いできればと思っています。

 楽天VTを購入する場合は、積立NISAのSlimの先進国から乗り換えようと思っています(その場合はiDeCoでSlim先進国)

  1. 積立NISAを楽天証券にしてカード払いにしてポイントを手に入れたいと思っているのですが、移管してしまうと、新たにイチから購入しなおす=積立期間が1年減ることが、ネックに感じています。

 たばぞうさんであれば、どうされるか、ご意見をお伺いできればと思います。

 

 現状、預金が1000万あるのですが、500万円分は徐々に投資信託を購入することで、リスク資産と無リスク資産を50%ずつにしたいと思っています。投資信託の購入資金である500万円分は、今は、できるだけ利率のいい定期預金にいれてはいるのですが、物足りなく感じています(高くても0.5%くらいの利率なので)。何か他によい運用方法があるでしょうか。


 リスク許容度などは計算しておりますので、株式100%ということでご意見を頂戴できればと思っています。まだ勉強し始めて1年くらいで初歩的な質問かもしれませんが、ご教示いただけますと幸いです。


 どうぞよろしくお願い致します。

投資初心者さんは、投資のコアを何にするのかを決めておくと良いですね。

 投資に対する迷いが良く伝わってきますよ。しかし、そんなに悩むことは無いのです。インデックス投資をしている限り、個別株ほど判断する情報が多いわけではありません。結局、以下のパターンぐらいしかないのです。

  1. 米国集中投資(S&P500かVTI)
  2. 先進国分散投資(MSCIコクサイ連動)
  3. 新興国投資(VWOやEEMなど)
  4. 全世界投資(ACWIかVT)

 さらに言うと、新興国だけ、先進国だけ、という投資方法はマイナーかつやや高難度です。そのため、長期の積み立てならば1か4の投資方法に絞ればいいというだけになります。

 

 質問者さんの場合は、楽天VTにするかどうかで迷っていますね。実質コストが悩ましいのならばACWI連動を目指しているSlimオールカントリーが比較対象ということになります。VYMは、米国集中投資になりますから、全く趣旨が変わってきますね。

大体において連動する各ETF

大体において連動する各ETF

 ちなみに、緑はVYM、赤はMSCIコクサイ連動のTOK、青はVTです。奇しくも、TOKとVTが殆ど変わらないパフォーマンスですね。VYMは配当含まずですから、本当はもっと上振れします。

 

 いずれにしても、各ETFとも米国の比率が大変大きくなっていますから、相関性があります。グローバル経済というのはそういうことです。米国企業と言えども、多くの企業は世界展開をしています。そのため、世界の経済の影響は小さくありません。

 

 繰り返しますが、当面の間は投資信託に関しては以下の2つが最善であると私は思っています。

  • eMAXIS Slim米国株式
  • 楽天VTI

 資産が増えると分散を考えますが、その時は不動産や債券など他のアセットを視野に入れてよいでしょう。少なくとも株に関する限り、米国株インデックスが今のところは最善ですね。

 

 ただし、この最善というのは人によって違うのです。自分にとって、何が最善なのかを考え、絞っていけば結論は見えてくると思いますよ。商品の種類の多さに惑わされず、本質を見抜いていけば選択肢はそんなに多くないのです。日本の投資信託というのは、実は選べる商品は極少です。

 

 そういう意味では、ポイント付与は魅力ですが、あくまで傍流です。素早く乗り換えが可能になるまで待てばよいと思いますよ。何かのご参考になれば幸いです。

 

関連記事です。

  永遠の課題である、この2つの投資です。実情は、国際分散投資を選ぶと半分が米国株になりますので、100%か50%かという話だったりします。

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  とはいえ、あまりにも米国株に夢を見すぎるのも違うのかなと思っています。刻一刻と変わる現状に目を向けて、広い視野で投資をしたいですね。

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  ポートフォリオはシンプルが一番です。

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