たぱぞうの米国株投資

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投資初心者ながら、決断したすべての投資がずばずば的中した話

投資初心者と投資経験者の差が年々小さくなっている

 スマホの広がりにより、インターネットに多くの人がアクセスできるようになりました。今は小学生や中学生といった義務教育の学生さんや、パソコンに触れたことのない人でも、容易にインターネットにアクセスできます。

 

 かつては経験や知識というものは得るのに大変な労力と気力が必要でした。しかし、経験はともかくとして、知識に関してはインターネットで簡単に得られるようになっています。それが本物かどうかは置いておき、そういう時代だということです。

 

 そう考えると、学生時代に獲得すべき能力は従前のような丸暗記のような知識力だけではなく、知識を得たうえで考え、行動していく力ということになります。学力のプライオリティが変容しつつあるということです。

 

 これは、投資界にも同じことが言え、投資初心者と投資経験者の差は年々小さくなっているように見えます。

 

 1990年代、あるいは2000年代からの古参の投資家は投資で辛酸を舐めてきました。そのため、投資先は比較的バリューなもの、あるいは十分なキャッシュポジションというものを常に意識しているように見えます。

 

 それに対して2010年以降、つまりリーマンショック以後の投資家さんは明らかにマインドが違いますね。リスクを積極的にとれる、業績にとらわれずビジネスモデルを意識した投資ができるということです。

 

 この傾向はとくにコロナ以後に顕著で、個別株ならばテスラなどが一つの象徴的な株ということになります。ETFならばTECL、ARKK、SOXXなどでしょうか。躊躇なく全財産で飛び乗っている人もいますね。

 

 投資は言説が正しいかどうかは大きな問題にならず、結果が全てです。そういう意味では極めて平等な世界といってよいでしょう。直近では、リスクを取った投資家が正義ということになっています。

 

 さて、今回は5000万円の相続を受けた方の投資戦略がずばずば当たったというお話です。

投資初心者ながら、決断した投資がずばずば当たって逆に迷います。

 こんにちは!初めてご質問させて頂きます。投資超初心者もうすぐ50歳女会社員です。よろしくお願いいたします!まず今の状況ですが、三年前に相続で5000千万円入りました。


 その他に預貯金で5000千万円あります。その中で2500万円定期預金してます。残りは普通預金に置いてまして、最近ようやく老後の為の運用を思い立ち、情報を色々調べてる中で、たぱぞう様のブログに行き着きました。

 

 他ネット情報を見てると、現金で持ってるのは良くない。一秒でも早く投資した方が良いと言われてるので右往左往しながら、投資を始めました。


今の運用状況は2120年の9月から始めまして、SBI証券で

  1. SBI−SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドを3000万円一括購入しました。
  2. 大和iFreeナスダックQ100インデックスを500万円一括購入
  3. 個別株 外国株式をアップル、マイクロソフト、アマゾン、ショッピファイ、ドキュサインを各200万円 合計1000万円
  4. ソフトバンク株を6000株 合計約700万円
  5. 積立NISA満額 イデコ 満額

 このような状況でございます。残り約2000万弱あります。


 主人がいますので、生活費には困りません。出来れば10年近く運用して老後はゆっくり過ごしたいと思います。今の家は借家です。あたしのこの投資状況が合ってるのか、残りの運用の仕方をどうしたら良いか教えて頂きたいです。


 文章が読みにくくてすみません。よろしくお願いいたします!

投資初心者とは思えない銘柄選定と決断力です

 ここまでのところ、投資判断は極めて適切、ずばずば当たっていますね。5番に記載されている、つみたてNISAとイデコ満額が地味に見えるから不思議です(笑)

 

 コロナ直後に決断し、一括投資をしたのは大正解でしたね。まさに千載一遇のチャンスとなりました。また、1のバンガードS&P500をコアとして、Nasdaq100投信、それからトレンドを外さない個別銘柄に手を付けたのも大正解でした。

投資初心者ながら、決断した投資がずばずば的中

投資初心者ながら、決断した投資がずばずば的中

 こうなってくると、さあ次はどうしようかというところですね(笑)

 

 生活費に困らず、すべて投資に回したいというならば、コアを大事にしつつ、リスクへのエクスポージャーを高めるのはありなのでしょう。一方で、ここまでうまくいきすぎている投資環境をどう考えるかという命題もありますね。

 

 投資はやられるときはやられるものです。もし、買値が追加投資で高くなっているならば、2000万円のキャッシュは分散用として今後数年に分けて投資してもよいでしょう。

 

 リーマンショック前後も相場は盛り上がっており、キャッシュポジションなしにパンパンに投資していた人が大勢いました。しかし、その後のリセッションで大きく資産を減らし、やる気を失った人もいますね。

 

 そう考えると、今までの勝ちは僥倖として、手元に置いておいてもよいのかなという気はしますよ。現金ポジションはあると精神的にも楽ですからね。現金比率に関しては、関連記事に掲載しておきます。私は割と守るタイプの投資家なので、このような意見になります。ご参考になれば幸いです。

 

関連記事です。

  手元にキャッシュが全くないと、選択の自由が失われます。そのため、私は常に2~4割程度は置いていますね。

www.americakabu.com

  生活防衛資金はキャッシュフローが豊富ならば薄くてもよいかと思っています。

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  こういう相場ですから、買えば買うほどもうかるという気持ちになりがちではあります。

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