たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

国際分散投資と米国集中投資のどちらが良いのか

国際分散投資か、米国集中投資かという神学論争

 個別株投資をする分にはあまり話題にならない、国際分散投資か米国集中投資かという議論です。しかし、投資信託やETFによるバスケット的な買い方をする人には非常に熱い話題です。

 

 先日のつみたてNISAフェスティバルのブロガー登壇者の間でもちょっとした話題になりました。

 

 「まあ、神学論争みたいなものだから、自分が心地よければいいでしょう(笑)」

 

 ということであまり深入りすることなく過ぎるのが、この話題です。

 

 お互いがお互いを尊重していれば、少々考え方が違っても心地よい時間を過ごせるのですね。個別株が好き、日本株が好き、新興国が好き、米国株が好き。要は、それが最適だとそれぞれに信じているわけですね。

 

 結局のところ、未来は誰にも分からず、確率論でしかないわけです。自分が何を信じて投資をするのかということですから、相手を説き伏せる必要は全くないわけですね。

 

 自分の論を強弁してお金が増えるならばともかく、そういう資産変化は全くありません。それどころか、ややもすると友人を失います。

 

 「なんだかよくわからないが、固執して面倒な人」

 

 ということになってしまいます。学校や会社だとそういう人は稀です。しかし、ブログやTwitterというのはプライベートな場ですから、地が出やすいということになるのでしょうか。

 

 ともかく、自分がどういう人と関係を深めるのかということは、同時にどのように生きるのかということに直結します。とにかく忙しい現代社会ですから、日々のアクティビティをエッセンシャルに精選していくというのは大事なことです。

 

 心地よい人との関係を深めていくということは、いわば自分の人生そのものをある角度で深めていくということになります。

 

 一方で、幅広く大勢の人と仲良くするということは思いもかけない角度から物事を知るきっかけになりますね。話がずれましたが、多様性を受け入れ、その中から自分にとっての最適を選択していけば良いということです。

国際分散投資と米国株集中投資の議論はナンセンスだよ、たぱさん

 とはいえ、私は米国株集中投資が最も良いと考え、実践してきましたね。2010年以降はそうだったわけです。今ではいろいろなところでお話をさせていただきますが、基本はその路線でお話をしています。

 

 つい先日、某投資運用会社の方と飲みながらお話をさせていただく機会に恵まれました。そこで言われたことが以下のことでしたね。

 

「たぱさん、国際分散投資と米国株集中投資の議論はナンセンスだよ。」

 

 ということです。たしかにそうだなと私も強く同意しました。考えてみるとそうなのです。

S&P500とMSCIコクサイの売り上げ比率を考えるとそうなる

 例えば、S&P500の売り上げの4割は実はすでに海外での売り上げです。S&P500は言わずと知れた米国大型株指数ですが、そのため国際化、多国籍化が進んでいます。ジワジワと売り上げの海外比率を高めており、その流れはとどまるところを知らないでしょう。

 

 その中でも情報通信部門は5割以上、ヘルスケアもおおよそ4割が海外由来になっています。米国はこれらの産業が大変強いですから、知っておいて良い海外比率だと思います。

 

 これに対して、国際分散投資にあたって代表的なベンチマークであるMSCIコクサイですが、すでに7割近くが米国株ということになります。全世界先進国のベンチマークであるMSCIワールドでも6割弱、こういう状況なわけですね。

国際分散投資といいつつ、米国比率は7割近くに

国際分散投資といいつつ、米国比率は7割近くに

 こうなると、海外投資に関わる殆どすべての投資家のポートフォリオに米国株が何らかの形で入ってくるわけです。

 

 昔を知る人間としては、いささか米国投資偏重に危機感を感じないわけではないです。しかし、他に最適な選択肢も無いですから、積極的にしろ、消極的にしろ、米国株への資金集中はしばらくは変わらないのでしょうね。

 

関連記事です。

  為替リスクがあるから海外投資はしない、という考えも昔はありました。しかし、これだけ国内株指数が難しくなるとそうも言ってられないですね。海外投資が普通の時代になったということです。

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  インカム投資として人気のファンズですが、今後安定したプラットフォーム化できるかどうかという意味で非常に注目しています。商品の審査能力が問われるところで、引き続き見ていきたいですね。

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  maneoの審査能力の拙さは、かえってSBIソーシャルレンディングが脚光を浴びるきっかけになりました。投資対象は多々ありますから、いろいろ見比べて無理のない投資をしていきたいところです。

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