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銀行の口座維持手数料が発生するということ

銀行の口座維持手数料が発生するということ

 銀行の口座維持手数料が有料化されるかもしれないという記事とツイートが話題になっていました。

 

 

  この20年ほど低金利が恒常化していますから、さもありなんということですね。そもそもからして、個人向け口座というのは銀行にとっては収益が上がらない口座です。今後は以下のような流れになるのではないでしょうか。

  • 口座維持手数料がかかる
  • 振込手数料が上がる
  • 利息は上がらない

 こういう流れですね。ただし、以下のようなサービスを利用すれば、口座維持手数料は免除となるかもしれません。

  • 投資信託を買う
  • 定期積立をする
  • 住宅ローンを組む・・・など

 こういった銀行サービスを申し込めば、大げさかもしれませんが「上客」として遇される可能性があるということです。つまり、何らかのベネフィットが出せるお客さんならば、それなりのサービスが対価として得られるということです。

口座維持手数料導入から分かること

 銀行の口座維持手数料から分かることがいくつかあるので整理しておきましょう。いくつか銀行の本音を推測してみたいと思います。起きる事象には原因と理由があるのです。

  • 利益の出ない、小口のリテール(個人)を何とかしたい
  • サービスは湯水のごとく無限に提供できるものではない
  • 収益に結び付く顧客に時間とサービスを割きたい

 説明を加えていきます。

利益の出ない、小口のリテール(個人)口座を何とかしたい

 まず、利益の出ない小口のリテール客を何とかしたいという意思の表れではないでしょうか。今までは、「社会インフラ」としての矜持でがんばってきたところもあります。

 

 しかし、人口が減り、市場がシュリンクし、融資先が限られる中にあっては、赤字覚悟でインフラを維持するのも無理がありますね。真っ先にメスを入れたいのが、収益が上がらず、手間がかかるリテール口座です。

 

 寂しいような気もしますが、こちらもそれに備えて対策すればよいのです。これは後述します。

サービスは湯水のごとく無限に提供できるものではない

 私は滅多に対面型の銀行に行かないのですが、たまに行くとサービスのきめ細やかさに恐れ入ります。書類の書き方に始まり、自行の商品やサービスではない公的な制度説明なども丁寧にしてくださいますね。

 

 行員のレベルも極めて高く、洗練されています。

 

 ただ、私などは零細法人のオーナーですので、そこに投入する時間と労力を思うと申しわけなくなりますね。サービスは湯水のごとく無限に提供できるものではないですから、そのあたりは勘違いしないようにしたいものです。自分がいかほどのものかということです。

 

 繰り返しますが、サービスは無限ではないのです。

収益に結び付く顧客に時間とサービスを割きたい

 結局、収益に結び付く顧客に時間とサービスを割きたいというところでしょう。これからの銀行は、行員も減らさなくてはいけませんし、支店も減らさなくてはいけないですからね。 

口座維持手数料が発生!?都銀そろい踏み。

口座維持手数料が発生!?都銀そろい踏み。

 銀行の生き残りというのはそういうことで、以前のようにドミナント的に出店攻勢をかける時代は「とっくに」終わりましたね。今は真逆の流れです。

 

 逆に言うと、いままで良く持ったと思います。

銀行の口座維持手数料の発生は歴史の必然

 さらに言うと、こういう縮小社会は日本に限ったことではありません。政策が失敗して低金利が恒常化しているわけではなく、社会構造の止められない変化が大きく作用しています。

 

 最もわかりやすいのはローカルな事情ならば人口減少であり、グローバルな事情ならば開発途上国の発展です。

 

 つまり、人口が減って国内市場が細りつつ、海外市場のプレイヤーが増えたために富の分散が起きているのが今です。かつての成長が維持できないために、無理くり低金利で維持しているのが今の日本であり、ヨーロッパですね。

 

 すでにEURO圏先進国においてはほとんどの国でマイナス金利になっており、先進国でプラスの水準を保っているのはカナダ、米国など一部の国に過ぎません。この状況は今後も変わらないでしょう。時代と環境が変わったのです。何かをスケープゴートにすることは容易いですが、解決にはなりませんね。

 

 では、私たちはどのような手段を取ればよいのでしょうか。

銀行の口座維持手数料化に備え、身の丈に合った銀行を選ぶ

 銀行の口座維持手数料有料化に備えて、私たちはどのような銀行を選べば良いのでしょうか。

  • ネット銀行など、維持コストがそもそも安い銀行を選ぶ
  • 信金など、地域密着の銀行を選ぶ
  • 住宅ローンを利用している銀行など、関係の深い銀行を選ぶ

 こういうことになります。有料化はある意味では今後の必然でしょう。それならば、今から備えておけば良いのです。ネット銀行はリテールに特化していますから、個人の使い勝手は良いですし、「変な商品」を買わされることもありません。

 

 信金さんは、法人を持っていてお付き合いがあるならばさらに使い勝手が良いでしょう。自分も、銀行もメリットがあるような関係を作ればよいのです。

 

 最後に、住宅ローンや積み立てなど関係の深い銀行を選べば良いのですね。そうすれば、何らかのメリットがもたらされる可能性があります。

 

 一番手っ取り早いのは、ネット銀行でしょうか。ネット銀行の利用が広がれば、キャッシュレス化の進展も早いでしょう。こうして、また社会は変革し、より便利になっていくのです。

 

 1つひとつの事象を見極め、自分自身を変革していけば何ら恐れることは無いですね。社会を変えるのは大変ですが、自分を変えるのは容易いことなのです。

 

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