ミニマリストとFIRE生活は親和性が高い
一時期ほど話題にならなくなりましたが、ミニマリストという生き方がありますね。FIRE生活と親和性が高く、ミニマリストと意識しなくても生活の実態は近い、という人もいますね。
ミニマリストは、物質的な所有を最小限に抑え、シンプルで充実した生活を追求する人々を指します。このライフスタイルは、持ち物を必要最低限に減らし、本当に価値のあるものにリソースを集中するということです。以下のポイントがあります。
- 少ないほど豊かという発想: 必要最低限のものを持つことで、物に縛られない自由な生活を楽しむことができます。所有物が少ないほど、ストレスが減り、生活がシンプルになります。管理は手間だからです。
- 本質に焦点を定める: 物ではなく、経験や人間関係に価値を見出す人が少なくありません。ミニマリストは、物に対する依存を減らす人、とも言えます。ただし何でも減らすわけではなく、必要な本質的なものを残す人もいます。
- 広い空間でストレスなく: 不必要なものを減らすことで、物理的および精神的な空間が生まれます。多くのモノのために広い部屋を必要とするのは、モノのために家賃を払っているようなものですね。シンプルな環境は、心の安定をもたらします。
ものを持つと管理が生じるので私もなるべく不要なものは買わないようにしていました。服は枚数を決める、車は持たない、などですね。しかし、移住を決め、車などは再び購入しています。また、例外は植物です。ハンギングタイプは場所を取らないので、ビカクシダなどは長く育てています。
さて、話がズレましたが、今回はシンプルな投資についてのご質問です。
生活も投資もシンプルにミニマムに行いFIREを実現したい
たぱぞうさん、はじめまして。数ヶ月前にこちらを知り、楽しく勉強させて頂いてます。ありがとうございます。下手な文章ですが、読んで頂けると嬉しいです。
私は45歳独身(女)です。薬剤師として働いてきました。合わない仕事で辛く、辞めたいといつも思ってます。老後2000万円問題もあり、40歳位で、給料からの貯金のみで3000万円の銀行預金をつくりました。
3年程前父が亡くなり、気が張っていたのがぷつりと切れてしまい、仕事を辞め今にいたります。
それまでは投資は難しく頭のきれる方がやるものだという認識で、私自身は働くしかないと思っていましたが、仕事を辞め時間ができ、マネーの学びという番組・米国株・NISA等を知って気持ちが変わってきました。
ある投資家が親から「パジャマでお金を稼げるようになりなさい」と言われたと話していたのが印象的でした。2年前から投資を始めてみました。
現在の資産
●現金2300万円 (その内1800万は新NISAで5年間で使い、残りは現金で持っておく予定)
●NISA・iDeCo・新NISA 全て楽天VTI 約350万円(利益込み)
●課税口座でVTI 約400万円(利益込み)
貯金も減っていく一方なので、近々薬剤師として辛いながらも働こうと思ってます。ぼんやりとしてますが資産を増やして、FIREできたらなぁと思ってます。再就職後は月15万円位は投資に使えると思います。
①この15万円は、値上がりしているVTIを買い続けるべきでしょうか?
②米国債が今買い時とよく聞きますが、こちらを私が100万円位購入して意味かあるでしょうか?
③今スマホのみですが、パソコンは必要と思われますか?投資はシンプルにやっていきたいです。
いつかくる母の看病・10年前からやっている保護猫活動をゆとりを持ってやりたいので、投資をどうしようかと迷っています。迷っているうちに60歳になってしまいそうですが、アドバイス頂けると有難いです。図々しく申し訳ございません。
今のミニマムな志向であれば、十分FIREは視野に入ってくる
ご質問に最初にお答えしていきますね。
①すでに成功体験がありますので、同じ商品でも全く問題ありません。ポートフォリオがシンプルになるのがメリットですね。
②ワクワクして飛びつく時期は過ぎましたが、米国債は悪くはないですね。同時にMMFも検討されてよいでしょう。
③スマホで十分です。買うものは決まっていますから、シンプルに積み立てればよいですね。モノを持たないシンプルな生活に共感します。
お住まいが実家であれば、生活は楽になり、資産形成も加速しますね。家を借りる、買うというのは大きな負担です。一方で、保護猫活動はミニマリスト志向の生活からは逆行しますから、出費増です。
しかし、その保護猫活動自体が生き方やあり方の本質であるとするならば、どうでしょうか。そこに焦点をあてることが本質ということになります。いずれにしても、何でも削ればよいわけではなく、あとは辛い仕事とやりたいことの折り合いということになりますね。
4,5年で2000万オーバーの資金を作ったご実績を信じ、これからも資産形成したいですね。お仕事を続ける中で、例えば50歳以後、あるいは55歳以後はどのように生活をしたいのか、思い描いておくとよいですよ。意外と夢はかなうものです。
共に頑張りましょうね。
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