たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

セミリタイアへ向けての高配当株戦術は正しいのか

セミリタイアへ向けての高配当戦術

 セミリタイアを意識すると、収入が欲しくなりますね。その収入をペーパーアセットで得ようとするならば、以下の2つになります。

 

  • 配当金や分配金で収入を確保する
  • キャピタルが出ている株を取り崩して、収入を確保する

 

 前者を採用してセミリタイアをする人もいますね。一方でインデックス投資のように積み重ねることで総資産を増やし、取り崩してセミリタイアする人もいます。要はやり方様々というわけです。

 

 私の場合は、インカム部分は太陽光と不動産に依拠しています。これらの収入は計算がパチッとはまるので、セミリタイアと相性が良いです。確実性が高い投資なのですね。しかし、結果的に毎年の収入は株式のキャピタル、あるいは配当のほうが大きいです。

 

 この10年の株式のパフォーマンスは素晴らしく、一般的などのアセットと比しても引けを取りません。年率10%もリターンがあるアセットは多くないのです。しかし、独特の不確実性が株式投資の醍醐味であり、不安要素であるのかもしれません。

 

 ある意味では、不確実だからリターンも大きいのですね。不確実性というのは、常に大きなリターンと背中合わせであるということです。

 

 さて、今回は高配当株投資のタイミングについてのご質問を紹介します。

高配当株戦術を実行し、セミリタイアへつなげたい

 はじめまして。いつも拝見させていただいております。

 インカム収入について相談させてください。

自己紹介

  • 29歳 会社員
  • 配偶者有り、子については来年を予定
  • 年収450万
  • 金融資産1000万(現預金900万、投資信託100万)

運用商品について

  • 積立NISA3.3万(野村証券にて全世界株式)
  • 投信積立2万(楽天証券にて楽天全米株式インデックス)
  • 企業型DC1万(全世界株式)
  • ほか現預金貯蓄4万

 以上を毎月給与から回しています。

 

 私自身50代でセミリタイアも視野に入れ、昨年から投資を開始していますが、今後給与について高い水準が見込めないため、長期的にはインカム収入(具体的には高配当株式投資による配当金)が得られるように取り組んでいきたいと考えています。

 

 そこでですが、今現預金にて貯蓄している分を今のうちから高配当株式の購入をするべきか、積立を増額し50代で高配当株式への移行をすべきか考えているのですが、今後の取り組みについてご教授いただければと思います。

 

 よろしくお願い致します。

今から高配当株を買うか、将来買うかは永遠の課題

 ズバリ今から高配当株を買うか、将来買うかは永遠の課題ですね。私は基本的には今から高配当株を買っていくことは推奨していません。理由は3つあります。

  • 成長性が乏しく、キャピタルが得にくい
  • 個別株売買のセンスが必要となる
  • 今の成長株が将来的に高配当化する可能性がある

 このような理由ですね。米国の成長の源泉は、イノベーションです。この20年は特にテック系を中心とした産業革命にあります。高配当投資はこのイノベーションを取り逃す可能性を孕んでいます。この最たる例はエネルギーセクターでしょう。

 

 ほんの5年前までは、エネルギーセクターは多くの株式投資家がPFに組み入れるセクターだったのです。寡占であり、高配当だったからですね。しかし、シェール革命が需給バランスを変え、各社経営戦略の見直しを迫られていますね。

 

 また、高配当株は売り上げ成長が期待できないことが多く、ビジネスモデルはもちろん、配当余力や利益体質なども含めた分析が必要になりますね。一方でそれが的確であれば、高配当の果実を得続けることが可能です。

セミリタイアという頂に向けた高配当株戦術

セミリタイアという頂に向けた高配当株戦術

 とはいえ、やはり王道であるS&P500などを積み立て、じっくり育てていくというのが無難なところかと思います。ちなみに、SPYの分配金はこの20年で3~4倍に増えていますね。こうなると、購入単価から比して、高配当化するということになります。

 

 最大の強みは今後20年以上を見込む勤続年数です。しっかりと計算できる勤労収入を得つつ、退職までの年数がありますから、じっくりと成長性もあるアセットを育てていくという方向でよいと思いますよ。

 

 将来価値というのはどのアセットにもあります。中でも米国株インデックスのそれは、20年というスパンではきっと花開くものだと確信しています。

 

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