たぱぞうの米国株投資

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ジョージ・ソロス氏の売買手法と空売り

ジョージ・ソロス氏とはハンガリー生まれのユダヤ系投資家

 ジョージ・ソロス氏はハンガリーの首都であるブタペストで生まれた、ユダヤ系の投資家です。1930年8月12日生まれですから、奇しくも1930年8月30日生まれのウォーレン・バフェット氏と同じ年、同じ月の生まれです。

仮面のダンス シ?ョーシ?・ソロスの一家はいかにしてナチ党支配下のハンカ?リーを生き延ひ?たのか

仮面のダンス シ?ョーシ?・ソロスの一家はいかにしてナチ党支配下のハンカ?リーを生き延ひ?たのか

  • 作者: ティウ?ァタ?ル・ソロス,ハンフリー・トンキン,山本明代,三田地昭典
  • 出版社/メーカー: 現代企画室
  • 発売日: 2017/06/28
  • メディア: 単行本
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 この本はソロス一家がどのようにドイツ支配下のハンガリーを生き抜いたのかについての本です。ちなみにソロス氏の投資関連本はピークは2010年ごろまでで、昨今はあまり出ていません。

 

 ジョージ・ソロス氏は第二次世界大戦後まもない1947年にイギリスに渡り、ケンティッシュタウン科学技術専門大学に入学します。しかし、ここでの学問が合わず、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE)の授業を聴講します。

 

 しかしそれが発覚し、退学処分になってしまいます。

 

 その後、必死で勉強し、1949年に本当にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス (LSE) に入学します。LSEはイギリスはもちろん、ヨーロッパでも有数の社会科学系の大学、研究機関です。

 

 卒業後、金融機関への就職を求めてイギリス国内で就職活動をしますが、かないません。数年たった1956年に念願かなってアメリカにわたり、ウォール街で働き始めます。

 

 ハンガリーで生まれ、イギリスLSEで学び、アメリカ・ウォール街で就職という絵に描いたようなエリートですが、その裏には不屈の意志が働いていたことは見逃せません。ちなみに、ジョージ・ソロス氏の父親は弁護士であり、作家でもあります。

 

 そのジョージ・ソロス氏が名を馳せたのは1969年にやはり著名投資家のジム・ロジャーズと共同でファンドを立ち上げてからです。これが後に有名なクォンタム・ファンドとなります。

 

 1992年にはイギリスの為替介入の逆張りをし、ポンドの空売りをしかけます。このときには1日で15億ドルの利益を手にしたともいわれます。「イングランド銀行を潰した男」とはこのときに生まれた異名です。

 

 ちなみに、このときにソロス氏に空売りを進言したのがスタンレー・ドラッケンミラー氏です。ドラッケンミラー氏も著名な投資家で、トランプ相場では大勝しているという人物です。

 

 その後、名声を固めたソロス氏は、ITバブル崩壊で当時の史上最高額である60億ドルを失ったり、アベノミクスによる円安に乗り10億ドル儲けたり、トランプ相場で10億ドル失ったり、とにかく出入りの激しい相場を生き抜いています。

 

 さて、今回はそのソロス氏に関連したご質問を紹介します。

ジョージ・ソロス氏の投資手法は参考になるのか

 先日ジョージソロスがアマゾン株を全て売り、S&P500のETFの売りポジションをかなり増やして相当本気だという記事を読みました。

 

 たぱぞうさんは今この状況をどうお考えかを是非お聞きしたいです。そもそも資金力が違いすぎるためそんなに気にする事はないのでしょうか。

 

 ということです。ご質問ありがとうございます。参考になるのか、ならないのかという二択でお答えするならば「なる」というのが私なりの答えということになります。ただ、ソロス氏の経歴を振り返っても分かるように、常に勝ち続ける投資家はいません。

 

 ジョージ・ソロス氏は一時期引退していましたが、この頃復帰し、盛んに売買を行っています。それがアベノミクスでの円安投資であり、トランプ相場での空売りということです。

 

 この売りスタンスはなかなかに一貫しており、ブレグジットでのドイツ銀行での空売り、米国大統領選での空売り、さらにAmazon株売却、S&P500銘柄空売りと話題に事欠きません。

 

 米国株が下落すると思うならば、指数の空売りというのはアリと言えばアリなのでしょう。腕に自信のある投資家は実際にレバレッジ3倍のベアETFあるいは逆にブルETFなどを手掛けていますね。

確かに高い米国株相場だが、だからと言って空売りする勇気も無し

 たしかにS&P500のPERや米国の個人債務残高の上昇などは不安要素ではあります。しかし、それでも米国株の優位性は揺らぎません。今から積極的に買いに行くことはしませんが、ポジションを外すことはこれからも無いと思っています。

 

 分散投資という意味においては、債券投資、はたまた海外不動産投資なども有効なのかもしれません。ただ、こういった商品は世界経済とリンクした値動きを示しますから、真の意味での分散ということにはならないのかもしれません。

 

 以前ほど強気で買い進めていない現状ですので、著名投資家の動向や考えに触れつつ、私自身もタイミングをうかがっているところです。当面は機械的に決めたキャッシュポジションを取りつつ、追加で米国株、あるいは広い意味での不動産に投資をしていくということでしょう。

 

 いずれにしても、配当は安定的ですから、淡々とインカムゲインを積み重ねていくということになります。キャッシュポジションは10%から20%と考えていますが、個人的には現状25%のキャッシュポジションになっています。

 

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 ボーグル氏も投資界の巨人です。こちらは指数を買っているということですね。

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 あせらず、今できることを積み重ねるということです。

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  PFFを売ったので、行き場のない資金があります。この投資先をどうするか、考え中です。PFFはやはり手堅いですね。相場が安定していれば、安定的なインカムが得られ続けます。

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