たぱぞうの米国株投資

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インデックス投資の優位性について考える

インデックス投資は株式投資を一気に身近なものにした

 インデックス投資というのは、S&P500やTOPIXなどの株式指数に連動するように作られた投資方法です。この15年ぐらいで一気に広まった感がありますが、それまでは知る人ぞ知る、わりとマイナーな投資方法でした。

 

 SPYを始め、バンガードのETFやブラックロックのETF、あるいは投資信託がある米国は違います。世間に広がるのは早く、20世紀後半にはよく知られた存在でした。

 

 日本においては、2005年ごろからインデックス投資ブログが立ち上がった記憶があります。そのころは国際分散投資という発想自体が斬新でしたね。株式投資と言えば、日本株、さらに個別株というのが一般的だったのです。

 

 そういう意味では、投資信託には非常なチャンスがあったわけです。しかし、そのころの投資信託はアクティブで、なおかつ手数料が3%もするような商品が多く出ていました。窓口販売も、投資信託の頻繁な乗り換えを勧めており、顧客の資産形成に資するような商品は極めて少なかったですね。

 

 それから10年以上の時を経て、割安で良心的なETFや投資信託を買うことが一般的になり、ガラリと世界は変わりました。さて、今回はインデックス投資の優位性ということに関してご質問を頂いています。

インデックス投資の優位性は、永続的なものなのでしょうか。

インデックス投資の優位性について

たぱぞうさん

 はじめまして!


 どくとると申します。現在23歳で医学生をしています。私は2016年頃から株式投資に興味を持ち始め、勉強をするようになりました。たぱぞうさんのブログはつい最近知ったのですが、示唆に富む記事に感銘を受け、連日寝不足です笑

 

 今回お聞きしたいことは、これからのインデックス投資の優位性についてです。私はこれまで自分なりに株式投資を勉強してきた中で、なるほど、プロではない個人投資家にとってはインデックスに投資して市場平均並みの運用成績を得続けることは最善の選択肢の一つなのだなと納得しました。

 

 しかし同時に、現在インデックス投資の優位性を際立たせている要因として、特に日本においては、そもそも資産運用と無縁で銀行預金などに甘んじている人が多いこと、また、市場平均を下回りやすいギャンブル的な行為(頻繁なトレードなど)を投資だと思っている人の存在があると思いました。

 

 こうした人々の存在は、一言でいえば情報格差(あるいは金融知識の不足)なのではないかと私は考えました。インデックス投資をしている人達にとってはこういった人々の存在はありがたいのかもしれませんが笑、これから先、金融教育の充実やサービスの拡大に伴ってインデックス投資に落ち着く人達はかなり多くなるのではないかと考えています。中には、「よくわかんないけど、とりあえずインデックス買っとこ笑」みたいな人もいると思います。

 

 極論ですが、情報格差がなくなることによって日本人全員がインデックス投資をするようになった場合、投資の勉強というものはもはや役に立たなくなってしまうのでしょうか。程度の差こそあれ、投資の勉強をする人は皆「より良い成績」を追求しているはずです。

 

 こうした状況になった場合の、たぱぞうさんの”作戦”をお聞きしたいです笑

お忙しいところ恐れ入りますが、お答えいただけたら幸いです。

インデックス投資と他の投資の比較と考え方

 どくとるさん、こんにちは。ドイツ語でドクターですね。さて、たぱぞうはインデックス投資は今後も広がり続けると予想します。いくつかの投資と比較しながら、その理由をいくつか挙げてみましょう。

インデックス投資かアクティブ投資か

信託報酬の差はパフォーマンスの差に

信託報酬の差はパフォーマンスの差に

  まず、インデックス投資は非常に低コストであることが強みになります。米国ETFだと0.03%という信託報酬のETFもありますね。日本国内の投資信託でも0.15%近辺の商品が増えています。

 

 アクティブ投信は1%近くの手数料を取ることが多いので、最初から大きなハンディを背負っていることが分かります。特に規模が大きくなればなるほど、インデックスの銘柄群と近似してきます。流動性のある大きな銘柄を組み込まざるをえないからですね。そうなると、インデックスよりも優位になる難しさは増します。

 

 また、アクティブ投資信託の多くがインデックスにパフォーマンスでも劣後することも知っておいて良いでしょう。割安、割高という判断は人間の心理も影響しますから非常に難しいのですね。

インデックス投資か個別株投資か

 インデックスの最大の弱点はリターンが限定的であることです。数億規模の資産を築こうと思うならば、相応の入金をし続けなくてはいけません。そして誰しも、短い期間で大きなリターンを求めます。

 

 自分で研究して個別株を買ったほうがリターンが得られると思う人は、これからも尽きないでしょう。多くの人が個別株投資に参入し、そして去っていくのです。ごく1部の勉強熱心でセンスのある人が、成果を残せるのが個別株投資ということになります。

 

 いわば、様々な投資を試した末に、誰もが行きつく最後の結論がインデックス投資とも言えます。

長期運用での確かな実績

長期運用での確かな実績

 インデックス投資は、上の表で見て分かるように、長期で持てばほとんど必ずと言ってよいリターンが計算できます。これは、大きな強みです。

インデックス投資は投資の勉強をしなくても、利益を得られるという仕組み

 インデックス投資は投資の勉強をしなくても、利益を得られるという仕組みです。もちろん、運用側はプロフェッショナルですから知識が必要です。しかし、利用者にとっては淡々と積み上げていくだけで良いということになります。特別深い学習が必要になるわけではありません。

 

 投資のことが好きで、さらなるリターンを上げたい人は個別株投資になるのでしょう。そのリスクは述べたとおりです。ただし、全員がインデックス投資しかしなくなるというのも非現実的です。

 

 最後に、私の作戦です。私はあまり人と比べてどう、という生き方をしていません。投資もそうですね。もし、弊ブログなどを読んで投資に興味を持ち、みなさんの資産が増えるならばそれはとてもうれしいことですね。

 

 インデックス、特に米国株投資というのは今は隆盛を極めています。その時々に応じた最善をこれからも提案していけるよう、研鑽を積んでいきたいと思っています。少なくとも今は、米国株投資、米国株インデックス投資が多くの人にとっては最善だと考えます。

 

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  こちらはインデックス投資を前提にしていますが、やはり時間がかかるのです。

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  月20万の不労所得を得る方法です。どこかの段階でレバレッジを使うと、加速度的に資産運用が楽になるのは事実です。

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  普通の人は、調整相場になると売りたくなります。そうならないように、自分の中で腹落ちした投資を続けていくことが肝要です。インデックスのつみたて投資というのは、そういう意味では大変優れています。個別株は銘柄選定に自信が無いと動揺しますからね。

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