たぱぞうの米国株投資

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つみたてNISAで新興国投信を積み立てるのは微妙

つみたてNISAで新興国投信を積み立てるのは微妙

 つみたてNISAは少額ながらも20年間積み立てられるのが魅力です。米国株投信を積み立てるか、あるいは国際分散のきく投資信託を積み立てるのが王道なわけです。これは好みということになります。

 

 それぞれ、テーマにより分散した投資信託をつみたてることで20年間の成績を比較していくつもりでした。しかし、早くも取りやめたので、ここにご報告いたします。

全く冴えない新興国投信

全く冴えない新興国投信

 上記は、たぱぞうのつみたてNISA口座です。当初、下記5つの視点で積み立てる予定でした。

  • 先進国ベンチマークMSCIコクサイの検証
  • S&P500の検証
  • 新興国投信の検証
  • 全世界投資、VTの検証
  • 楽天VTIの検証

 上記のような視点ですね。弊ブログの仮説としては20年後、あるいは30年後を見通してこのようなものでした。

  • 楽天VTIとS&P500連動投信が最も優れる

 これを、他の投信と比較して見ていくということでした。

 

 基本的には新興国への長期つみたては資産形成上ベストの選択ではないというのがたぱぞうの考えです。それは、国別ETFや新興国ETFのリターンをみても明らかなように、新興国はGDPの伸びと株式指数の伸びが一致しないからです。

 

 どちらかというと、新興国への投資は、各国の金利状況や経済指標などを見た上での底値買い、高値売りに適しています。まずまずの値動きがあるからです。どこの国もこの10年近くパッとしない、国によっては20年近くパッとしないボックスチャートになっています。

 

 それを分かった上で投資をしていくつもりでしたが、今のところ他のすべての利益を潰してしまっています。長期投資とはいいつつ、リターンが劣ることは20年見るまでもなく分かり切ったことです。そのため、この状態を放置というのもよろしくないと考えて止めることにしました。

今後のつみたてNISAは言行一致、米国株投信一本で行きます。

 今後のつみたてNISAは言行一致、米国株投信1本で行きます。

 

また、同時に下記の投資信託への積み立ても止めました。

  • 大和ifree S&P500インデックス
  • 楽天全世界株式インデックスファンド
  • eMaxis Slim先進国株式ファンド

 

それぞれ、止めた理由を書いていきます。

大和ifree S&P500インデックスを止めた理由

 ベンチマークが良いので、リターンは優れています。しかし、信託報酬面でeMaxis Slim米国株式との差が大きいです。引き下げ競争になれば面白いと思いましたが、そういう気配もありません。

 

 思い入れがあり、残念ですが同じベンチマークならば乗り換えという判断をしました。投資信託はとりあえずSlimシリーズから流せばよいという業界新ルールが生まれつつありますね。価格競争力が違います。

楽天全世界株式インデックスファンドを止めた理由

 VTは全世界8000銘柄を投資対象とする言わずと知れた人気ETFです。ただし、下記の弱点があります。

  • 米国以外の先進国の成熟性、低成長性を含む
  • 新興国の非効率性を含む

 分散が効くので、人気はあります。しかし、長らく相場をみていてVTが米国株式を上回ることは確率としては低いとの思いを改めて確認する結果となりました。そのためサヨナラをしました。

 

 これも少額だから良いかと思っていましたが、やはりブログの主張との整合性を優先したということです。

 

 つみたてNISA元年からコツコツ積み上げてきましたからそれなりの金額になっていますね。これをあと19年続けるのはちょっともったいないと思いました。こちらも米国以外の部分が足をひっぱり、運用成績はマイナスになっています。

eMaxis Slim先進国株式ファンドを止めた理由

 eMaxis Slim先進国株式ファンドは、MSCIコクサイ連動の、日本を除く先進国22か国への投資を可能にする投資信託です。下記はSBI証券のつみたてNISAにおける買い付けランキングですが、見事3位にランクインしてます。

大人気のMSCIコクサイ連動投信

大人気のMSCIコクサイ連動投信

 1位のニッセイ外国株式もMSCIコクサイ連動ですから、先進国への分散投資というのは非常に人気があるのですね。これもEU諸国を始めとする先進国への評価をどうするかというところです。

 

 現在の先進国が世界のGDPに占める割合は、今後の減少が見込まれています。ちなみに、成長著しい米国でさえも比率で言えばそうです。そういう意味では、やはり投資先として厳しいわけです。

 

 MSCIコクサイの分散性を評価するか、成長性をネガティブに見るかというのは判断が分かれるところです。私はやはり言行一致、米国一本でシンプルに行くという結論になりました。

損を覚悟で積み立ててきたものの、座して受け入れることはできず

 つみたてNISAは少額なので、損を覚悟で積み立ててきました。しかし、20年後を考えるとなかなかパフォーマンスの差が大きいです。そのため、非効率性が見込まれるものに関しては、やむなく止めることとしました。ブログネタになれば面白いと思って続けてきたわけですが、結論はぶれませんので続ける意味があるのかという思いもあったのは事実です。

 

 思い立ったら吉日ということで、現在は2本のつみたてに絞りました。

  • 楽天VTI
  • eMaxis Slim米国株式

 この2本も成績をみて、もしかしたら一本化するかもしれません。しばらく見守っていきたいと思います。

 

関連記事です。

  この2つの投信が信託報酬の引き下げ合戦をするようになると面白いと思いましたが、そうは問屋がおろさないというわけです。

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  私は始めた当初のSBI証券で取り組んでいますが、これからやる人はクレジットカードと紐づけて、ポイントを得ると良いです。1%の確定利益は、投資の世界では非常に大きいです。

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  今回はつみたてを止めたということです。文字通り売却はしていませんので、今後も継続して観察はしていくつもりです。

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