たぱぞうの米国株投資

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第1回米国株を語る会の事後報告

第1回米国株を語る会のご報告

 2018年2月10日(土)に品川にて米国株を語る会を開催してきました。運営含めて22名での盛会でした。語る会2時間、その後の懇親会が2時間半でした。最後までなかなか盛り上がり、ご質問も十分に答えられなかったですね。

 

 第2回以降もすでに走り始めていますので、それはまた後日ということでよろしくお願いしますね。

私がもっともやりたかったこと

 普段、ブログではお金の話ばかりをしています。自分で記事を起こすこともあれば、ご質問に自分の見解を加えてお答えするということをしていますね。ただ、この自分の見解というのはあくまで私の見解で、最適解かもしれませんが、絶対解ではないのです。

投資・金融教育がなじみにくい理由

 ところで、日本においては高等教育を除いて「投資・金融教育」は殆どされてきていません。ですからよほど趣味でもない限り、いきなり「投資を始めてね」と言われても戸惑う方がほとんどです。

 

 「投資金融教育」がされない理由はいくつかあります。

  • 最適解を示しにくい
  • 教える側に経験がない

 この2つです。どの分野でも不確実なことに対して最適解を示すというのは、非常に勇気のいることです。だから初等中等教育においては殆ど過去や、すでに明らかな定理・定義の学習になるのでしょう。未来予測の学習というのは殆どなされません。

 

 特に義務教育界において、社会科学よりも人文科学のほうが扱われる総時間が多いのはそういうことです。結果として、「覚える」というところにプライオリティが置かれます。

 

 また、教える側に投資経験がないケースが多いのも、その傾向に拍車をかけています。結果として学校では過去のことは学べても、未来を前提としたこと、特に投資は滅多に学べません。

 

 結局は投資は今の日本の教育にはなじみにくいということになります。

高度に複雑化した現代社会を生きるということ

 必要だから学校に投資・金融教育を盛り込むという考えがあります。しかしながら、これはこれで拙速な印象を受けます。そもそも学校とはあくまで学びの入り口でしかなく、学びを深めようと思うならば自ら考えたり、深く掘り下げていく必要があるのです。

 

 よく、「学校で教えてくれない〇〇」とか「教科書には載っていない〇〇」というようなフレーズがあります。当たり前です。学びとは本来自分で追及して深めるもので、与えられるものではありません。教えてくれないからできない、分からない、というのは甘えであり、本物の学びにはなりません。

 

 また、現代社会は常に変化し、学ぶ対象もそれに伴って変わります。例えば20年前にパソコンが広まり、10年前にスマホが広まりました。30年前はこれらのことは知らなくても生きていけました。

 

 しかし、今は広告などを始めネットビジネスをある程度知っておかないと仕事にならない業界が増えています。ネットに限らず、すべてのジャンルにおいて情報量が増え、変化をし続けています。

 

 枝葉の部分は常に成長し、伸びて、変容していく。私たちはこういう社会を生きています。ですから、すべての枝葉を学校に任せていく、教育に担わせていくというのは現実的ではありません。網羅的に学習内容を扱っていくような制度設計には無理があるのです。

 

 そして、高度に複雑化した現代社会を生きるというのはそういうことです。

自ら考え、表現していくということ

 結局、時代にキャッチアップしつつ知識を身に着けていこうと思うならば、自ら考え、表現していく力が必要になります。私はこれは木の幹だと思っています。根幹です。

 

 ですから、私がやりたかったことというのは、「考え、表現する場づくり」だということです。投資というのを共通の話題にしつつ、みんなで会って、話し合って、考え表現していく。そのことに価値があると思っています。

 

 弊ブログでの書き手と読み手という線の関係だけでなく、読者さん同士の繋がりができる。それは面の関係ということになります。私はこういうことを今したいと思っています。

米国株を語る会の様子

 お話した内容を箇条書きにしておきます。

私がお話した内容

  • ネット情報のウソ、ホント。
  • 中国・インドの可能性
  • 相場で長年生き残る、たった1つの真実
  • 相場の過熱感をどこで感じ取ったか。調整を見抜いたシンプルなアノマリー。

 文字にすると怪しいのですが(笑)、こういうことになります。記事だとなかなか語弊があったり、書きにくいことも話し言葉ならば言えますので、ここは語る会ならではですね。

 

 特にネット情報のウソホント、長年相場で生き残るコツについては今後も触れていきたいと思っています。今最もたぱぞう的には熱い話題なのです。たぱぞうは話し始めると無限に話しますので、進行の友たちがいて助かりましたね。

グループ意見交換

 お題は「おすすめの銘柄」ということで班別に話し合いました。とはいえ、個人によって知識や経験が違います。経験者がうまいことフォローをしてくださったり、初心者さんのみのグループも自由に思いを述べてくださって嬉しく思いました。

 

 私が一番やりたかったのが、このグループ意見交換です。男女比1対1にこだわったのもグループ意見交換のためです。結果として皆さんお話ができ、一番盛り上がったところではなかったかと思います。

 

 私の意見と違ってももちろん良いですし、みんなの意見と違っても良いのです。思いを表現していくということ、そして人格も含めて意見を尊重し合うこと。そのことに一番の価値があると私は思っています。

 

 おススメ銘柄としては、VTIやVYMといった鉄板銘柄が多かったですね。面白いのは中国銘柄の京東、あるいはインドETFのEPIというところです。ここもちょっと掘り下げて楽しくなりました。違うご意見を出していただいてありがとうございました。

 

 米国に限らず、話題の大国まで話が広がりましたね。

米国株を語る会、運営から

 金銭的にご負担かなとは思いましたが、語る会と懇親会をセットで出られることを条件にして良かったです。まず、集金の手間、出席確認の手間が全然違います。助かりました。ですので、次回もこのスタイルで行います。

 

 語る会も良いのですが、懇親会もとても良かったという感想の方もいられたので、そこはセットで大事にしたいと思います。人数減っちゃうとせっかくグループ意見交換で仲良くなったのに寂しいんですよ。

 

 反省としては時間おしおしになってしまい、すべてのご質問にお答えできなかったところですね。最後の用紙記入の時間を次回はしっかりとりたいと思います。

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 「20代30代限定語る会」「40代50代限定語る会」「女性限定語る会」「初心者限定語る会」のように目的別もしてほしいという意見もありました。これも話題としては分かりますね。ちょっと検討させてください。

 

 今回は男性が30分で埋まってしまったこともあり、人数を増やそうと思っています。とはいえ、顔が見えない会にしてしまっては意味がないので、30名ぐらいで次回の計画をしています。

 

 次回は5月、たぶん品川です。次回はグループ意見交換のお題も同時に出します。平等を期して、またブログで情報公開・募集しますね。

 お会いできる時を楽しみにしています。

 

 参加者のバナオレさんがわかりやすくまとめてくださっています。こちらのほうが様子が分かるかと思いますが、たぱぞうはそんなにすごい人ではないのでハードルは上げないようにお願いします(笑)

banaore.com

 

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