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たぱぞうの米国株投資

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モンサント(MON)、世界最高水準技術を持つ種子・ゲノム会社

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モンサント(MON)は世界屈指のゲノム会社

 モンサントは1901年にジョン・F・クイーニィ氏によって設立されました。当初軌道に乗った事業は人工甘味料であるサッカリンの製造でした。作ったサッカリンは主にコカ・コーラ社へ販売されていました。

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※モンサントのページから

 

 現在は農業・ゲノムのイメージが強いですが、祖業は化学メーカーに近いです。DDT、PCB、ベトナム戦争の枯葉剤の製造で有名になりました。

 

 最近ではホームセンターなどでよく見かける枯葉剤ラウンドアップで有名です。ラウンドアップ耐性のある遺伝子組み換え作物をセット販売しています。ラウンドアップを散布すれば、耐性を持つ商品作物以外の植物は枯れるという寸法です。選別したり希釈したりする手間が大幅に省けることから、競争力のある商品になっています。

 

 DDTは1944年に工業的に生産することに成功し、太平洋戦争での戦場での殺菌や日本占領下でのノミやシラミの殺菌に使用されました。しかし、発がん性が疑われたり、環境ホルモンとしての毒性が認識されるに至り、今では使用は限定的です。当初は毒性が無いと思われていたので、人間に直接噴霧していました。

 

 PCB(ポリ塩化ビフィニル)は強い毒性を持ちます。日本では1975年に使用が禁止されています。しかし、絶縁油として使われていたことから、古い電気製品などから漏れ出すことがあり、2000年以降も被害が報告されました。身近な例では蛍光灯にも使用されていました。これは日本だけでなく、世界中で問題になっています。

 

 ベトナム戦争の枯葉剤は南はカーマウから北はフエ近辺まで、つまり南ベトナムであるベトナム共和国の森林部に撒かれました。ベトナム共和国は親米政権でしたが、ゲリラ的に活動していた南ベトナム民族解放戦線の展開が領土内にありました。北ベトナム、ハノイ政権の後押しを受けた勢力です。

 

 表向きはマラリアを媒介する蚊や蛭の撲滅でしたが、実際にはゲリラ活動の妨害です。森林でのゲリラ戦に手を焼いた米軍が発案したものでした。

 

 アメリカ本国では使用していない毒性の強い枯葉剤も使用し、それらにはダイオキシンを含み、催奇性があることから後々大きな社会問題になりました。

 

 このように、あまりにも負の歴史を抱えすぎたために企業イメージを刷新するのは簡単ではなく、様々な環境保全活動や広報活動を行っていますが、根強いアレルギーがある企業ではあります。

 

 しかし、その技術力は確かで、ドイツの化学メーカーであるバイエル社から買収提案を受けたのはその証左であるとも言えるでしょう。

※バイエルとモンサントは合併が決定しました。6.8兆円での大型買収です。

モンサント(MON)の配当とチャート

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2006年9月 株価44ドル  配当0.1ドル

2016年6月 株価103ドル 配当0.54ドル

 

 株価は倍以上、配当は5倍になっています。連続増配は2010年からです。リーマンショック時に増配を止めましたが、減配はしていません。安定して配当を始めたのはそれほど古くなく、2000年末からです。それから基本は増配しつづけています。

 

 しかし、ペイアウトレシオが上がってきていましたが、直近ではおよそ5割となり落ち着いてきていますが、決算をみるとそれほど余裕はなさそうです。

 

モンサント(MON)の基礎データ

ティッカー:MON
本社:ミズーリ州クレーブクール
来期予想PER:32.8倍
PBR:7.1倍
ROE:30.1%
ROA:10.4%
EPS:4.4ドル
配当:2.16ドル
上場:ニューヨーク証券取引所(NYSE)

 

 前述しましたが、ドイツの化学メーカーであるバイエル社の635億ドルでの買収提案を受けてから株価が急騰しました。それから再び100ドル超えをしています。ROEは30%と米国企業では珍しくありませんが、高い数値です。

 

 バイエル社との相乗効果が今後期待されます。