たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ETF(LQD)は優良社債を集めたETF

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iシェアーズiBoxx米ドル建て投資適格社債ETF(LQD)は優良社債のETF

 iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債ETFであるLQDは、投資適格の社債を集めたETFです。 iBoxx®米ドル建てリキッド・投資適格指数への連動を目指しています。要は投資適格社債の指数との連動ということですね。

 

 債券系のETFですが、社債ですので政府系債券よりもややリスクがあり、その分分配金も高めになっています。とはいえ、構成銘柄数は1600を超えますので、リスクの分散は殆ど最大限にされていると言って良いでしょう。

 

 資産総額は260億ドル、約3兆円にも上る人気のETFです。JNKやHYGがリスク高めのハイイールド債を扱うのに対し、AGGやBNDはリスク低めの国債中心の運用です。このLQDはリスク度で言うと真ん中を狙ったもの、というところでしょうか。

 

 信託報酬は0.15%です。毎年のように下がってきているのが米系運用会社のETFですね。個人でこれだけ分散させて社債を購入することは無理ですから、それを考えると納得できる信託報酬と言って良いでしょう。

LQDのチャートと分配金

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※画像はGoogleファイナンスから

2006年12月 取引値106ドル 分配金0.47ドル

2016年12月 取引値116ドル 分配金0.32ドル

 

 取引値は8%ほど上がっています。しかし、分配金はかなり下がってしまっています。債券系のETFは低金利の流れを受けて10年前より利回りが下がっているものがほとんどです。

 

 ただ、この頃米国の金利も反転してきていますので、今後の動向に注目です。金利上昇局面での利回り上昇が期待できるのは債券系ETFすべてそうですが、例にもれずLQDも同じです。

 

 これが、分配金再投資のチャートだと以下のようになります。

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※以下画像は全てブラックロックのページから

 10年で68%ものパフォーマンスになります。株式でも配当再投資、つまり複利の力についてよく言われるところですが、これを見ると分かりますね。奇しくもこの年率6.8%というのは昨今の米国株投資における平均リターンと同じ数字でもあります。そう考えると悪くないかもしれませんね。

 

 ちなみにこのパフォーマンスは政府系債券ETFであるAGGよりも良いです。AGGは60%前半です。

 

 ただ、債券系ETFとは言え社債ですから、過去の経済危機には感受性の強いところを見せており、リーマンショックでは85ドル近辺の取引値まで下げました。国債ほど経済危機に対して強くないことは頭に入れておくべきでしょう。

 

 なお、現在のLQDの分配金利回りは3.38%ほどです。だいたい近年では3%~3.5%に収まることが多いですね。前述のとおり、利上げ局面では利回りの上昇が見込まれます。

LQDの構成銘柄

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 1位はおよそ3%のベライゾン(VZ)が入っています。米国通信2強のAT&T(T)も5位にランクインしていますね。JPモルガン、バンカメ、ゴールドマンサックス、ウェルズファーゴ、モルガンスタンレー、シティバンクと金融が8位まで占めます。

 

 9位がベルギーのアンハイザーブッシュインベブ、巨大ビール会社ですね。10位にマイクロソフトが入っています。米国あるいは世界を代表する大企業そろい踏みというところですが、金融が多いところに注意が必要です。

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 保有比率を見てもそれは明らかで、金融だけで27%にもなります。高配当なのは魅力ですが、その分市場動向にも気を配る必要がありそうですね。使い方としては、ハイイールド債や政府系債券ETFとトッピングしてリスクと利回りを調整しても面白そうです。

 

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