たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

ETFの分配金の原資は株や債券の配当・利息から

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米国ETFの運用総額と経費率

 まず、最初に米国ETFの運用総額と経費率をご紹介します。

 

 以前にまとめたときはトップのSPYが2120億ドルでした。それを考えると2017年はおおよそ500億ドル、つまり5兆円を超える金額がSPYに流入したことになります。

 

 また、各運用会社の経費率は株式・債券とも旗艦ETFは0.1%以内、サテライト的な利用を想定するもので0.2~0.3%程度となっています。特に旗艦ETFが軒並み0.1%以内なのは米国の投資環境が非常に恵まれていることの1つの証左になっています。

 米国ETFの運用総額ランキングトップ10

 順位

 ティッカー

 運用総額  経費率
 1  SPY  2600億$  0.09 %
 2  IVV  1438億$  0.05 %
 3  VTI  924億$  0.04 %
 4  VOO  832億$  0.04 %
 5  EFA   826億$  0.32%
 6  VEA    668億$  0.07 %
 7  VWO  648億$  0.14 %
 8  QQQ  593億$  0.20 %
 9  AGG  526億$  0.06 %
 10  IWM  438億$  0.20 %

 米国ETFの運用総額ランキングはこのような順位になっています。おなじみのETFが並びますが、日本人に馴染みがないものがあります。それは、EFAです。

 

 iシェアーズ MSCI EAFE ETFと言います。米国およびカナダを除く先進国の大型および中型株式で構成される指数と同等の投資成果を目指しています。

 

 MSCI All Country World Index (ACWI:アクイ)から日本と新興国を除外したMSCIコクサイ連動のETFであるTOKに趣旨は似ていますね。

 

 各証券会社の各種ランキングを見るのも参考になりますが、世界的な運用総額という観点で見ると、特に北米ではどのようなETFが機関も含めて好まれているのか一目瞭然となります。

 

 さて、今回はETFの経費率に関してのご質問を頂いています。

ETF分配金の原資はどこからきているのか

こんにちは。

 

 偶然たぱぞうさんなどの米国株のブログを拝見する機会があり米国株投資に興味を持ちました。そのなかでもたぱぞうさんのブログは特に参考になる記事が多くいつも感心させられております。

 

 その影響で、銀行に眠っていた資金に加え、毎月一定額を積み立てて米国株投資を始めました。個別株を勉強する時間と経験がないので、ETFで運用を開始することに決め、皆さんの記事を参考に、VDC、VTI、VYMを合わせて50%、BLVとBNDを合わせて50%になるように時間分散させて買い進めています。

 

 もしリーマンショックのような暴落があれば、BLVとBNDを売って、VDC、VTI、VYMを買い増そうと考えています。

※BLVはバンガード 米国長期債券 ETF

 

 今は上記のような理由でETFでの運用を決めたのですが、個別株にも興味があり、もし可能であれば個別株とETFに関してひとつ質問させていただきたいことがあります。

 

 ETFは個別株の集合体と認識しておりますが、ある一定の金額をETFで持つ場合と、ETFの構成銘柄をETF内での比率と同比率の個別株で持つ場合の配当に、信託報酬を引いたぶん以上の差はあるのでしょうか。

 

ETF分配金の原資

 ETF構成銘柄を構成比率で個別株を持つ場合も、信託報酬以上の差はないのではないかと思いつつも、はっきりとした答えが見つからず、もし個別株の方が信託報酬以上に有利であれば、早めに個別株の運用も開始したいと考えているため質問させていただきました。お時間のあるときにご教示いただけますと幸いです。 これからもたぱぞうさんのブログを楽しみにしております。

ETFと個別株の使い方

 結論から書きますと、今のETF中心の投資を続けられたほうがパフォーマンスは良いと予想します。個別株の使い方はズバリ言って1つです。

  • ETFで満たせないことを個別株で満たす

 ですから、たとえばETF以上の高配当利回りを求めたり、ETF以上のパフォーマンスを求めたりといったことです。こういった場合に個別株をポートフォリオに加えていきます。

 

 後者の場合は、個人で成長性を見極め、さらには将来性を見抜くという作業が必要になります。これができる人は株式投資においては相当な上級者と言ってよく、アクティブファンドが殆どパッシブに勝てないという事実から考えてもハードルは高いです。

 

 つまり、運用のプロでもパッシブに勝てないという現実があります。そういう意味では「ひふみ投信」のような存在は出色と言ってよいでしょう。

 

 ・・・ただ、個別株は楽しいですけどね。

ETFの分配金の原資は株や債券の配当・利息から

 これも結論から言いますと、ETFの分配金は、ETFが保有している株式や債券などの配当・利息が原資になります。一般の投資信託だと売買益や評価益も分配の原資になるケースがありますが、ETFではありません。

 

 ETFでは配当などの収益から経費を引いた金額を分配金として吐き出すことが決められているからです。ただ、残った資金をETF内部において、繰り越すことはできます。この場合も多くの場合翌期には分配金として吐き出されます。

 

 そのため、個別株を買ったからといって配当金がより多く手残るということも、経費率以上にはありません。その経費率は前述の通り非常に低くなっています。その点も含めて、安心してETF投資を続けられたら良いと思いますよ。ご質問ありがとうございました。

 

関連記事です。

  個別株・投資信託・ETFとそれぞれメリットデメリットがありますね。

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