たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

CMEグループ【CME】は世界最大級の商品・金融先物取引所

CMEグループ(CME)はシカゴ・マーカンタイル取引所やGlobexで有名

 CMEグループは世界で最も大きい商品・金融先物取引所の持ち株会社です。シカゴ・マーカンタイルや電子取引システムGlobexは非常に有名です。先行指標として使用されたり、引用も非常に多く、信頼性高い取引とデータを提供しています。

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※CMEグループの本社サイトから

 

 元々は公営で、1898年にシカゴ・バター・卵取引所としてシカゴ商品取引所から発足したのが始まりです。その後はシカゴ商品取引とシカゴ・バター・卵取引所ともに順調に規模を拡大させ、扱う先物商品も手広くなってきました。もちろんその間社名も変えています。

 

 私たち日本人に有名なのは「日経平均先物」ではないでしょうか。CME日経平均先物は24時間取引されており、とくに明け方の数値は寄り値の参考数値として多くの人に無くてはならない存在になっています。

 

 その後、2000年に株式会社化され、2007年にはシカゴ商品取引所(CBOT)を買収しました。100年の時を経て、両社は再合併したわけです。

 

 2008年には石炭、原油、電力などの先物を扱うニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)、アルミ、金銀銅の先物を扱うニューヨーク商品(COMEX)と合併し、世界最大級の取引量となっています。

CMEグループ(CME)のチャートと配当

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2006年9月 株価94ドル  配当0.126ドル
2016年9月 株価114ドル 配当0.6ドル

 

 リーマンショックでは30ドル近辺まで下がりました。その後長らく停滞しましたが、ここにきて100ドルを回復しています。しかし、リーマンショック前の高値を更新するには至っていません。

 

 先物商品を扱う取引所ということで、経済危機には弱いです。しかし、配当成長は順調にしており、実に10年で5倍にもなっています。現在の配当利回りは2%前後というところです。

 

 経済危機の時に逆張り買いする銘柄の1つとして記憶しておいてよいでしょう。しかも、取引所ですので不況に対して一層感受性の高い銀行よりは安全です。比較的安心してボラティリティを追えると言えます。

CMEグループ(CME)の基礎データ

 引き続いてCMEグループの基礎データを見てみましょう。

CMEグループ【CME】の配当と配当性向

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 配当はリーマンショック以後右肩上がりです。ただ、この配当履歴はすべてを反映しておらず、特別配当がありません。CMEは業績に応じて特別配当を出しており、直近の2017年12月にも3.5ドルの特別配当を出しています。

 

 特別配当も入れた配当履歴は以下のようになります。CMEのIRから画像は拝借しています。

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 2017年の場合だと5.89ドルの配当を出していることになります。年によっては4%~5%の配当利回りを示すことになり、隠れた高配当銘柄と言えるかもしれません。

CMEグループ【CME】のBPSとEPS

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BPS=一株資本

EPS=一株利益

 グラフにすると大きな変化が感じられないのですが、EPSは実にこの10年で5倍も伸びています。ただし、世界経済の影響を受けやすく、ギリシアショックの影響があった2012年決算ではEPSは前年度比で半減しています。

 

 商品・金融先物の取引所ですので金融危機には取引が落ち込みます。しかし、リーマンショック時を見ても分かるようにEPSがマイナスになる可能性は殆どありません。どのような相場でも取引自体は発生します。

CMEグループ【CME】の売上と利益

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 中でも特筆されてよいのがこの営業利益の高さです。過去10年の最低で50%半ば、直近では60%を超えています。これだけ高い営業利益を示すことは製造業では不可能で、先物取引市場という特殊な業態ならではでしょう。

 

 売り上げと営業利益も相関して上昇しており、業績は安定的と評価されてよいですね。株式取引所は世界中に多々あれど、これだけ大規模で広範な商品を扱う商品先物市場は世界において唯一無二で、ワイドモート企業の典型と言えます。

 

 ただし、業績はその年の経済状況に深くかかわりますので、短期的な業績の上下動というのは当然あります。

CMEグループ【CME】のキャッシュフロー

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 CMEグループのキャッシュフローです。これだけ見事なキャッシュフロー表はなかなかありません。特に目を引くのが投資CFの少なさで、そのためにフリーCFと営業CFが殆ど近似するという結果になっています。

 

 CMEは私が米国株を始めたころからずっと買いたいと思ってきた銘柄です。しかし、常に割安になることは殆ど無く、ここまできています。

  

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