たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

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ブリティッシュアメリカンタバコ【BTI】世界1位の高配当英タバコ会社

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ブリティッシュアメリカンタバコ【BTI】とは、どのような会社?

 ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)は英国のタバコ会社です。200種以上のタバコを200か国を超える国で販売しています。文字通り多国籍企業です。

 

 2016年までの業界順位はフィリップモリス(PM)に次いで2位でした。上場する世界2位のタバコ会社ということです。

 

 従前よりアメリカのロリラードを買収した、レイノルズアメリカンの株式を42.2%保有していました。2016年10月に、残りの株式を購入してレイノルズアメリカンを買収する提案をし、認可されています。

 

 これにより、フィリップモリス(PM)を抜き、上場する世界一のタバコ会社になります。

 

 ラッキーストライク、ケント、クール、ダンヒルといったブランド銘柄は日本でも有名です。

 

 全世界で収める税金は実にブリティッシュアメリカン単体で4兆7500億円です。タバコに対する風当たりが強い中、しっかり社会貢献を果たしていこうという思いが見えます。

 

 私は非喫煙者ですが、タバコ会社の配当と社会貢献を知ってからはタバコにあまり抵抗がなくなってきました。ホルダーにとっては安定的な利益をもたらしてくれる業界、それがタバコ業界です。

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※ブリティッシュアメリカンタバコのホームページから

ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)の株価チャート

 素晴らしい株価と配当の伸びを示してきました。

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2007年5月株価36ドル  配当0.74ドル

2017年3月株価65ドル  配当1.48ドル

 

 およそ10年で株価も配当も2倍近い伸びです。2017年2月には2倍に分割をしています。そのため配当履歴がグラフから消えていますが、配当は行われています。データがまだそろわないのでしょう。

 

 ちなみに2000年ごろには株価は4ドルから5ドルをうろうろしていました。そのころから10倍以上の株価成長をしています。長期投資、それは時間のメリットを最大限享受できるということです。

 

 若い投資家が有利なのが時間です。数十年に及ぶ長期投資の果実を得ることができます。配当を始めた1984年当時の配当は0.1ドル程度でした。こちらもすでに10倍以上の増配をしていることになります。

 

 寡占的多国籍企業に投資をすることで、将来とんでもない高配当を得る可能性があるという、良い例だと思います。利益率はこの数年35%あたりです。さすがタバコ株の安定感です。ここ2年売り上げは年率約7%程度の落ち込みがあります。

 

 株価はこのような数字を反映しており、過去20年に比べるともたつき感は否めません。2017年8月にはFDA(米国食品医薬品局)によるニコチン含有量に関する規制方針を受けて、急落しています。

 

 これは米国内に限ったことですが、レイノルズを昨年買収したブリティッシュアメリカンにとっては他人事では当然ありません。

ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)の基本データ

ティッカー:BTI

本社:イギリス

来季予想PER:18.4倍

PBR:11倍

ROE:71%

ROA:13.5

EPS:3.4ドル

配当:年間2.3ドル。5月と11月に配当。

上場:ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場(ADR)

 

 過去の配当利回りはだいたい4%程度です。今は株価が上がっているので3.6%程度まで下がっています。手元にしっかりキャッシュを用意しておき、次の下落局面では確実に拾いたい銘柄の1つです。

ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)の配当と配当性向

 配当と配当性向です。配当はこの10年じりじりと上昇傾向にあります。

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 それに対して配当性向は比較的抑えられており、持続可能な配当であることを窺わせます。一般的にタバコ株は高配当傾向にありますが、よくコントロールされた配当政策だと言ってよいでしょう。

 

 リーマンショック時に全く影響を受けていないことが見てとれます。

ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)のBPSとEPS

 EPSはこの10年でおよそ2.5倍になっています。

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 BPS=1株あたり純資産

 EPS=1株あたり利益

 このEPSの上昇は主に自社株買いによるものです。IRによると、この10年で発行済み株式数の1割を自社株買いしており、そのためEPSも切りあがっています。反面、BPSは伸びておらず、EPS重視の経営をしていることが見て取れます。

 

 資本効率を考慮した、欧米らしい経営と言えます。

ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)の売上と営業利益

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 実は売り上げはこの10年さほど伸びていません。これはブリティッシュアメリカンに限ったことではなく、タバコ業界全体に言えることです。そのため、レイノルズアメリカンを買収したり、JTがフィリピンの地場企業を買収したり、買収で売り上げを補っています。

 

 そもそもこの業界の旨味は高い営業利益率に基づいた、安定的な高配当にあります。業界自体は成熟しており、面白みには欠けます。しかし、競争がさほど激しくなく、しかもブランドが強く、固定客をつかめていることから業界の業績は安定的なことが多いです。

 

 もっとも、電子たばこの登場というのは業界地図を塗り替える可能性はあります。

ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)のキャッシュフロー

 最後にキャッシュフローです。

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 比較的抑えられた投資CFがフリーCFの漸増を後押ししています。ただし、先述の通り今後は電子たばこ関係の投資が増えると思われます。

 

 ブリティッシュアメリカンはグロー(glo)という電子たばこを出しています。日本においては2016年末に仙台で先行販売を行い、長らく品薄が続きました。2017年7月になって東京と大阪で販売を始めています。

 

 フィリップモリスのアイコス、ブリティッシュアメリカンのグロー、JTのプルームテックという3社の電子たばこのシェア争いが注目されます。今のところ先行者利益を得ているアイコスが強いですが、今後はどうなるでしょうか。 

 

関連記事です。

 こちらの記事はフィリップモリスです。私はブリティッシュアメリカンタバコとフィリップモリス、両方持っています。

www.americakabu.com

フィリップモリスの米国内会社、アルトリアグループです。フィリップモリスとの合併のうわさが絶えませんが、FDAの規制による株価への影響を見ると、分社化したのは良かったのかもしれませんね。

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  高配当株投資についての記事です。私は個別株に関しては高配当株投資をしています。理由は単純で、月々のキャッシュフローを増やしたいからです。

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