たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

200日移動平均線と米国株

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200日移動平均線とは

 移動平均線とは、ある期間の終値の平均を結んだ線です。たとえば、200日移動平均線ならば、200日間の終値を平均化し、200日目に点を打ちます。そしてまた1日たてば次の日のところに点を打ちます。

 

 このようにある期間の終値を結んでいった平均値の線を移動平均線と言います。50日の平均ならば50日移動平均線、100日ならば100日移動平均線と言います。この200日移動平均線に着目した投資手法があります。

 

 それをグランビルの法則と言い、200日移動平均線を目安としたシンプルな買い方を説いたチャート手法です。

 

 私は逆張りを除いて、あまりチャートにとらわれず買ってきましたが、このグランビルの法則は右肩上がりの相場で比較的シンプルに買い場を教えてくれることもあり、かつてはちょこちょこチェックをしていました。

 

 ただ、昨今ではあまりに好調な相場が続いており、このグランビルの法則に当てはめると全く買い場が来ないということになります。

 

 下図はVTIのチャートです。下から順番に、200日移動平均線・100日移動平均線・50日移動平均線となります。 移動平均線がしっかりと視認できる2010年以降を見てみます。

 

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https://finance.yahoo.com/より画像引用。

  すると、驚いたことに、この200日移動平均線に触れた、あるいは触れそうになったのは2011年のギリシアショック、2016年初頭のチャイナショックしかありません。

 

 私がVTIを最近買ったのは2016年初頭、100ドル割れをしたときですが、その時も「高い」と言われていました。「値嵩株の比較的多いVTIの適正な価格は95ドル程度ではないか」と私も思っていました。

 

 ただ、当時はETFを全く持っていなかったので、打診的にNISA枠を使って購入したということです。2010年以降ほとんど200日移動平均線に触れないのですね。このことからも米国株がリーマンショック後、いかに好調であったかが分かると思います。

 

 今回は、買い場の無い米国株に関してのご質問を紹介します。

上がり続ける米国株。VTIを買い増したいが、買い場がない

 初めまして。私は40歳になってようやく資産運用を始めた全くの素人です。それなりの預貯金はあるのですがこれまで定期預金と債権(SBI債など)くらいしかやってませんでした。

 

 この春まとまった額が満期となったのですが利率1%未満ではどうしようもなく自分なりに勉強、研究し株や投資信託を始めました。


 幸いにして驚くほどの含み益を得ていますがビギナーズラックであること充分承知しています。そんな折、たぱぞう様のブログにたどり着き夜な夜な過去の記事も含めじっくり拝見させて頂き大変感銘を受けました。


 そこで私も改めて資産配分を考え直し3分の1を安全資産(預貯金、国債)に、3分の1を投資信託(イデコも含め主にインデックス投資)と個別株に、そして3分の1を米国ETFに投資することにしました。

 

 その米国ETFの買い付けに関してご意見を伺いたいのです。今現在SBIネット銀行で毎営業日6000円分ドルを積立購入しており、ひと月で約十万円分のドルがたまったところでSBI証券のNISA口座にて購入する手筈を整えていました(NISA枠120万分全てETFにするつもりでした)。

 

 数ヶ月前にVTI,VYM,VTを練習がてらにちょこっと購入しました(とりあえず成行価格で購入しました)。問題はその後でして、生来貧乏性の私は出来るだけ安く買いたいと思い指値を設定していたのですがご存知の通りほぼ右肩上がりの上昇を続けいるためほとんど購入できずただドルがつみあがっている状態です。

 

 (先日とりあえずこちらでも紹介していたAT&Tを少し購入してみたのですがsbi証券のNISAでは米国個別株は手数料かかるのを忘れてました・・)。

 

 たぱぞう様のおっしゃる通り長期的には円安になると私も思いますのでこのままでもまぁいいかという思いと、上がり続けるVTI等を一刻も早く購入するべきか悩んでいる状況です。
 
 貴重なご意見を伺えたらと思い長々と書いてしまいましたが、なにぶん初心者の為なにかとんちんかんな質問でしたら無視してしまってください。

200日移動平均線を見てもある意味難しい相場

 まず、驚くほどの含み益おめでとうございます。やはり含み益や配当が得られると、投資の楽しみが実感されますから、とても良いことですよね。おっしゃるように、米国株は非常に調子がよいです。そしてその好調さは今に始まった話ではありません。

 

 ですから、質問者様に限らず、多くの人がなかなか買い場がないと思っていることと思います。ただ、質問者様はすでにポジションをいくらか持たれているということですから、焦る必要は無いと思います。

 

 理想は200日移動平均線なのかもしれませんが、経済状況や有力各社の決算情報を見つつ、状況によっては50日、100日も考慮して買い出動というのが良いと思います。

 

 全くポジションが無いならば、いくらか買わざるを得ないかもしれませんが、50%~70%あるならば、ゆっくりゆっくり少額で買っていくぐらいで良いと思います。この水準に満たないならば、毎月ドルコスト的にNISA枠で無料買い付けをしていけばよいですね。

 

 くれぐれも「どかん」と一気にポジションを取らないことですね。

 

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  40歳から始める米国株投資ということで記事にしました。今回の質問者様も40歳代ということですので、関連性があると思いますので、よろしければ併せてご覧ください。

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