たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

Tapa's U.S. Stocks Investment

In the middle of difficulty lies opportunity

高信託報酬の投資信託を売り払いたい

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高信託報酬の商品は買わないほうが良い、が

 投資信託は一般的にETFよりも信託報酬が高い傾向にあります。インデックスの投資信託ならば、0.2%程度を目安にしたいところです。0.5%あるいは1%を超えるような投資信託はコスト高です。

 

 ただ、コスト高だから良くないかと言われるとそこは難しいところで、中にはアクティブ投信で良いリターンを出しているところもあります。アクティブ投信で著名なところを2つほど取り上げてみましょう。

ひふみ投信【信託報酬:税込み1.0584%】

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 信託報酬が1%を超えていますが、10年のパフォーマンスは実に5倍近くになっています。ホルダーからすれば、「持っていてよかった高信託報酬の投信」ということになります。昨今米国株も組み入れています。

 

 ファンド自体が大型化し中小株の買い付けが難しくなりつつも、安定したパフォーマンスを出せるよう尽力していることがうかがえます。

 

 テレビ放映などの影響で好パフォーマンスであることが知れ渡り、急速に人気化しました。社長の藤野英人氏の存在感は非常に大きいです。どうでもいいですが、藤野氏は私の大学時代のゼミの教授に似ていて親近感があります。

セゾン・バンガード・グローバル【信託報酬:税込み0.68%±0.03%】

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 セゾン投信は区切る年限が違うので一概に比較はできませんが、リーマンショックをはさみながら盛り返してきています。こちらも直販投信として一定の評価と信頼を勝ち得ています。

 

 社長の中野晴啓氏は簡潔明瞭な主張で著書を複数出されています。特に投資初心者は氏の考え方に触れておいて損はないでしょう。私も深く共感するところです。

 

 お2人ともぶれない主張で日本の投資界を引っ張ってこられた方で、お会いするとオーラを感じます。このような直販の投信に関しては、運営者の個性が出ます。また、ベンチマークもありませんから、代替不可能な商品と言えます。意外かもしれませんが、私はこの直販系の投信が好きです。

 

 理由は、数少ない少数精鋭の投信に注力しているからです。手数料や回転売買目的の商品が無いからです。いくら良い商品があっても、その裏で変な商品を販売している会社はどこか信頼できません。

 

 これに対し、インデックス投信はその名の通り、ベンチマークがあります。ですから比較対象になる商品が複数あるケースが多いです。例えばS&P500連動の投信は代表的なものでiFree S&P500インデックスやi-mizuho米国株式インデックスがあります。

 

 これらは米国市場のETFでも代替可能なものです。つまり、商品選択肢が多いということです。比較できるものに関しては、信託報酬の安いものを選好するというのが第一の条件になるでしょう。

 

 単純にパフォーマンスに差が出るからです。今回は、高信託報酬の投資信託の扱いについてご質問を頂いています。以上のことをふまえつつ、ご質問にお答えしたいと思います。

高信託報酬の投資信託を売り払うべきか

たぱぞう様


いつも楽しく拝見させていただいております。


 自分は投資信託をはじめたばかりではじめの一年は勉強と思いあまり高額の投資を行っていないのですが、定期預金より増える額が多いことに納得感がえられはじめ、来年から投資額をあげようかと考えています。


 そこで改めて振り返ってみたのですが、初期に投資した商品の信託報酬が0.6%とかなり高いことに気づきました。


 こういう場合は一度現金化した後に信託報酬が安い商品を書い直したほうがいいのか、そのまま続ければいいのかよくわかりません。


 普通に考えると信託報酬の安い方に切り替えれば将来的に得られる額が大きく変わってくると思うので切り替えたほうが良いと思いのですが、何か落とし穴等ありますでしょうか。


たぱぞう様の意見をお聞かせくださると幸いです。

高信託報酬の商品は乗り換えたほうが良い

 結論から書きます。代替可能な商品があるなら、私ならば乗り換えます。私は40代前半ですが、長期投資で今後持ち続けるとすると、何十年という付き合いになるからです。運よく平均寿命並みに生きられるとすると、かなりの差異が生まれます。

 

 例えばS&P500の商品に投資したとします。信託報酬が0.6%とします。バンガードのETFであるVOOは0.04%です。単純に1年で0.56%の差があります。もちろん、分配金や外国税額控除があるのでこの通りではないですが、目安にはなるでしょう。

 

1年  0.56%

10年 5.6%

20年 11.2%

40年 22.4%

 

 信託報酬の差でこれだけの差が生まれます。米国市場の過去の成長率である6.8%に当てはめると、ざっくり3年近くのリターンが吸収されることになります。利益確定し、譲渡益税を支払うのは少々惜しいのですが、今後を考えて私なら乗り換えるという決断をします。

 

 落とし穴としては、やはり一度利益確定をしてしまうことによる税金です。およそ20%の税金は痛いと言えば痛いですが、損切よりははるかによいですね。より安価な商品に乗り換えるメリットは大きいと思いますよ。

 

 株式系の投信を買うなら0.2%程度の信託報酬のものを選ぶ。これが1つの基準です。リートや国別のものはこの限りではありませんが、代替可能な商品が多いならば、十分検討して買い付けるのがよいですね。

 

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  楽天バンガードの存在感は大きいですね。

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  こちらでは高信託報酬の商品を多く取り上げています。いろいろな考え方があるということです。私はやはり低信託報酬が基本になると思っています。

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