たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

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配当貴族インデックス投資ってどうなの?

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なぜだか多い、米国株と高配当戦略

 米国株ブロガーの多くはなぜか私も含めて高配当戦略を採用していることが多く、考え方も似ています。元をたどるとどうやら、シーゲル先生やバフェット先生に行き着くわけです。

 

 その中でも私は高配当個別株を買ったり、S&P連動ETFを買ったり、あまり節操がありません。先日、日経マネーの記者さんと歓談したのですが、私の逆張りだらけの株歴、相場観を話したあとに、

 

 「で、シーゲル教授はどこに出てくるのですか?」

 

 と言われて絶句しました。私の投資歴において、シーゲル本は相場観を変えるほどの衝撃でした。しかし、私の株歴においてそれを採用したのはまだまだ日が浅く、今後も検証が必要だと思っています。

投資は大事だが、普通はそれだけで資産形成はできない

 今、私の考える投資戦略とは、フリーキャッシュフローの最大化です。そのためには幾つかの疎かにできないことがあります。

 

 元も子もない主張かもしれませんが、本末転倒にならないように触れておきたいと思います。

  • なんやかんや収入あっての投資
  • 収入という意味では配当は大きい
  • 株式投資に限らず、広い視野を持っておく

 こういうことです。現物株の売買を中心にしていると、人生を変えるほどのインパクトある収入を得るのはほとんど不可能と言ってよいでしょう。そういう意味では米国株投資もその範疇にあります。

 

 リターンに優れる米国株でさえ、年平均利回りは6.8%ほどと言われます。相続などで巨額の種銭があるならばいざしらず、普通のサラリーマンならば種銭が限られますから、増やせる金額も知れています。

 

 一発一儲けしてサラリーマン上がり、というのは実は普通の株式投資は適していないということです。ですから、よほどの株の素養が無い限りはサラリーマンでも自営業でも勤労を続け、安定的な収入の確保が大事ということになります。

 

 配当はそういう意味では安定収入です。しかも、配当の優れているところは完全なる不労所得であるというところです。休業補償などを気にしなくて良いところです。米国企業は特に配当に気を配っていますから、不況時でもある程度のリスクヘッジになります。

 

 そう考えると、レバレッジを聞かせた不動産投資なども合理性が出てきます。私は不動産はやっていませんが、心情的には非常に近いものを感じます。

 

 私たち投資家は、目先の零コンマの世界でどっちが得、どっちが損ということを言いがちです。それに加えて自らの収入を最大化することにも努力を払うと、より効率的な資産形成ができると思います。

 

 いきなり夢の無い話をしてしまいましたが、こうしたことを踏まえたうえで、ご質問を紹介します。 

配当貴族インデックス投資ってどうなの?

 いつも拝読させて頂いており、とても勉強になっております。


 私も株式投資の未来を読んで、米株・高配当銘柄がS&P500を超える最上級の投資方法であると目から鱗が落ちた一人でございます。


 今でも、それを信じてS&Pコア10種銘柄やそれに近しい銘柄をコツコツ買い集めているのですが、つい最近以下のような記事を読み、この私の投資方法について自信がなくなっています。


 配当には税金がかかることを無視した論述をされているジェレミーシーゲル教授、たしかにこの通りだなと。


 これについて、どう思われるか是非ご見解聞かせていただけたら嬉しいです。
 宜しくお願い致します。
http://www.mag2.com/p/money/231893(リンク先は東条氏の記事)

2人の議論は興味深かった

 リンク先の主張はザックリいうと、「高配当銘柄は税金で利益を持っていかれるから、リターンが劣るんじゃないかな」という主張です。

 

 東条氏は投資ブロガーとして、私たち個人投資家には知れた存在です。数千万の資金をウェルズファーゴ集中投資で増やし、そのあとにIBMにこれまた集中投資をしました。米国株ブロガー界隈では突出した投資手法を採用しています。

 

 私は東条氏がIBMに集中投資したのを目の当たりにして、その度胸に感服していました。まず、ブロガーとして集中投資という形で手の内を明かすというのは、よほどの確信が無いとできません。

 

 外れた場合に自らの銘柄鑑定眼に疑いの目が向けられるからです。

 

 結果として本物のバフェット氏が大量のIBM株を売却し、アップルを買いました。そして、IBM株も下がってしまいました。しかし、東条氏は退場になるほどの大きな痛手は被っていないはずです。

 

 というのも、IBM自体が高配当銘柄です。東条氏は数年にわたって持っていたため、その間の配当金の積み上げがありました。もっとも、集中投資で大きく利益を伸ばすという本来の目的は損なわれたかもしれません。

 

 しかし、高配当銘柄の本来のディフェンシブさという意味では絶妙にリスクヘッジされたと言えるのではないでしょうか。私が高配当銘柄を好むのはこういう下値の固さ、そして配当という形での細かい利益確定です。

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 税金によるマイナスは確かにありますが、利食い千人力というのはこういうことです。配当という果実はその場で食べられますが、もっとできる、もっと熟すと考えていると、いつしか利益という果実がカラスに食べられることもある。そんな感じです。

 

 東条氏がこの記事を書いた後に、これまた私の好きな投資家ブロガーであるバフェット太郎氏が東条氏を批判する記事を書いていました。バフェット太郎氏は配当重視の投資家です。

 

 ただ、このお二人は熱烈に議論を展開されていましたが、共通するのは2人ともIBMをコア銘柄として保有するホルダーだということです。考え方は違っても、IBMを買っていたという投資行動は同じだったわけです。

 

高PER株の魅力と怖さ

 高成長の高PER株はキャピタルゲインが魅力です。しかし、ひとたび成長に陰りが見えると、たちまち株価はしぼみます。ITバブル時のシスコなどが思い出されます。このときのナスダックの高値を超えるのにおよそ15年かかっています。

 

 今のGoogleやAmazonはとてつもないワイドモートで魅力的ではあります。ITバブルと単純比較はできません。ただ、単独で買う勇気はなく、VTIやS&P500ETFなどでちょこちょこ買うぐらいです。

 

 これは私の株歴が長すぎるせいです。ITバブル崩壊、2003年金融危機、ライブドアショック、リーマンショック、ギリシャショック、チャイナショックといずれも高PER銘柄は大きな下げを演じるのを目の当たりにしてきました。

 

 高配当銘柄も下げないわけではありませんが、配当が下値を支えることになります。そして、長年持っていると配当が利益確定の役割を果たしますから、少々のことではトータルで損にはなりません。

 

 私の場合はすでに給与で補てんできない額を運用していますから、大コケしたらまたやり直しです。しかし、やり直しをするにはアラフォー、少々年を取りすぎたということです。

 

 資産がある程度大きくなり、年齢も高め。こういう人には高配当戦略というのは妥当性があると思っています。私が若い人にはVTIを、中高年の人にはVYMをおすすめするのはこういう理由です。

 

 私も含めていろいろな考えの投資家さんがいられます。そして、今はネット記事として情報をいくらでも得られる時代です。自分に合った投資手法、考え方を大切に、投資に親しむというのが健全なスタンスかと思います。

 

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