たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

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米国株ETFでの高配当投資の基礎基本

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米国株ETFでの高配当投資ならHDVとVYMがまず挙げられるが・・・

 米国株ETFでインカムゲイン重視、高配当投資ならばまず挙げられるのがHDVとVYMです。

 

 iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF【HDV】はブラックロックのETFです。

 バンガード・米国高配当株式ETF【VYM】はバンガードのETFです。

 

 高配当株式の米国ETFで、日本の証券会社を通して買おうと思うと、この2つのETFが選好されることが多いです。

 

 似たような配当重視のETFとしては

バンガード・米国増配株式ETF【VIG】

iシェアーズ 好配当株式 ETF【DVY】

 というETFがあります。

 

ざっくりと特徴をまとめておきます。

iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF【HDV】とバンガード・米国高配当株式ETF【VYM】の違い

 大きな違いはズバリ2点です。

  • 組み入れ銘柄数
  • 石油株の扱い

 この2点になります。

「組み入れ銘柄数」

 HDVが組み入れ銘柄が80銘柄を殆ど超えることが無いのに対し、VYMはおよそ500銘柄を組み入れ対象としています。HDVは比較的少数精鋭、VYMはよりインデックスらしく、市場全体を意識した構成になっています。

 

「石油株の扱い」

 HDVは石油株を多く組み入れていました。特に2016年まではそうです。ただ、原油安で原油株のパフォーマンスがふるわず、ややもすると減配リスクが出てきたことから2017年に入ってからは比重を落としました。

 

 この記事の下にあります、関連記事でこのあたりは掘り下げております。よかったら併せてご覧ください。

バンガード・米国増配株式ETF【VIG】とiシェアーズ 好配当株式 ETF【DVY】の違い

 大きな違いはズバリ2点です。

  • 増配銘柄重視か公益株重視か
  • 配当利回り

「増配銘柄重視か公益株重視か」

 VIGは連続増配銘柄を組み入れの中心にしています。そのため、実は配当利回りはさほど高くありません。もちろん、持ち続けていれば利回りは上昇してくるのですが、少なくとも買付時点での利回りは3%を超えることが殆どありません。

 

 それどころか2%前半であることが多く、株高に恵まれた2017年10月末現在では利回りを下げて2%ちょうどです。

 

 DVYは公益株への投資が3割になります。公益株というのは、電気・ガス・水道といった公共性の高い事業に取り組む企業の株のことです。これらの企業は成長性は緩慢であるものの、安定的な業績が魅力です。

 

 好不況に影響されにくいので売り上げ、利益が読みやすく、配当も計画的にされています。そのため、一般的に高配当の傾向が高いです。株価も安定的です。

 

 そのためDVYの利回りはおおむね3%以上を保っていることが多く、買い付けしてすぐに高配当の恩恵に浴することができます。

 

 こうしたそれぞれの高配当株ETFの特徴を踏まえて、ご質問を紹介したいと思います。

米国株ETFでの高配当投資なら・・・?

 こんばんは。いつも楽しく拝見させていただいております。


 これまでVTI、VWOに投資してきていたのですが、記事を拝見し、VYMもしくはHDVも購入したいと考えております。


 VYMより厳選されているという意味で個人的にはHDVに魅力を感じるのですが、HDVは回転率が高いため銘柄入れ替えの売買手数料や税金負担がネックではないか?としろうとながらに考えておりました。


 調べてみたところ、ETFであれば上記の手数料や税金は我々投資家の負担にはならないという記事を読んだことがあります。ETFは投資信託と違って信託報酬=実質コストなのでしょうか?

 

 ご教授いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

米国ETF内部の売買に関わる経費はあまり考えなくても大丈夫です。

 ETFは意外に銘柄の入れ替えを積極的にしています。もっと言うと、ETFが参照しているベンチマーク、つまり指数の銘柄の入れ替えが盛んだということです。

 

 時代に即した、あるいは相場に即した銘柄の新陳代謝が自動で行われるということです。これはETFの強みだと私は思っています。

 

 例えば、ほんの数年前まで石油株は高配当投資の王道で、バフェット氏を始めとした著名な投資家も必ずポートフォリオに組み入れていました。しかし、2014年に始まった原油安は石油株のパフォーマンスを大いに落とすきっかけになりました。

 

 バフェット氏は2014年にエクソン株をすぐに売り払っています。ただ、私たち普通は投資家、しかも日本という地理的に離れて情報もアメリカ本国よりも得にくい立場です。

 

 そういう意味ではこのETFの適切な銘柄の入れ替えというのは非常に便利で、意味あるものだと私は思っています。もちろん、経費はそれなりにかかっているでしょうが、それを含めての経費率だということです。

 

 HDVとVYMの信託報酬は0.08%と同率です。購入される際には、売買の頻度に関わるコストはあまり気にしなくても良いでしょう。それよりもむしろ、組み入れ銘柄のパフォーマンスのほうが大きな要因ということになります。

DVY・VIG・VYM・HDVの取引値推移

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 この7年の取引値比較です。VYM、DVY、VIG、HDVの順になっています。分配金を含みませんので、参考程度ですがVYMの健闘、VIGの意外な不調、DVYの意外な健闘、HDVの予想通りの不調というところでしょうか。

 

 過去は過去、未来は未来。石油株の復調があればHDVは有望です。

 ご質問ありがとうございました。

 

関連記事です。

  弊ブログのおすすめ第二位のETFになっています。ただ、若い人はVTIでよいでしょう。成熟企業が多いのでそういう判断になります。VTIとの利回り差は常に1%から1.5%程度あり、インカムゲイン狙いというが明確になっています。

www.americakabu.com

  HDVについての記事です。HDVは本文中にもありましたが、石油株を比較的選好しているETFです。以前はもっと石油株偏重でしたが近年はややポジションを落としています。

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  DVYについての記事です。ロッキードマーチン【LMT】が組み入れ1位です。また、金融関連、特に先物に強いCMEが上位にランクインしているなかなか尖ったETFになっています。

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