たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

米国株ブログのブロガー気質について

激増する米国株ブログとブロガーたち

 普段あまりブログに関しては書かないたぱぞうです。始めて1年ぐらいは成果が目に見えて出るのでPV数や収益を書いていました。だんだんと規模が大きくなり、ある人からTwitterで「そういうことは書かないほうがいいよ」と間接的にアドバイスを受けました。

 

 なぜか私はそれが非常に共感できましたので、それ以来書いていません。いずれ書くこともあるかもしれませんが、わざわざ記事に起こして書くということは無いように思います。

 

 私がブログを始めた2年前はブログ村の米国株カテゴリの中で96番目でした。その中で頻繁に更新されているブログは10~20ぐらいだったでしょうか。さほど無理せずに毎日すべてに目を通せる文章量です。

 

 それがこの2年で激増し、今ではおよそ400ブログが登録されています。ある意味では、かつてブルーオーシャンだった米国株ブログがすっかりレッドオーシャンになりました。競争相手のいない穏やかな業界が、過当競争の世界になったということです。

米国株ブログはそもそも善人の集まり

 先日、ご質問にお答えしたことに関してこのような感想をいただきました。「たぱぞうさんは穏やかな書きぶりだから安心できます。他の人では怖い書き方の人もいて、続けて読むのに躊躇します」という文面でした。

 

 書かれた方は女性で、弊ブログはその方の表現を借りると「女性でも安心して読める、穏やかなブログ」ということでした。嬉しいのと同時に、非常に印象に残る文面で、いつかブログで記事にしたいと思いました。それが今日ということです。

 

 まず、お伝えしておきたいことがあります。すべてのブログを知っているわけではないですが、米国株ブロガー、それからインデックスブロガーというのは、私の知る限りほとんどのひとが「底抜けに」良い人です。

 

 それは実際にお会いした方は100%そうですし、会ったことのない人も殆どそうだと思います。それは、この場を借りてお伝えしておきたいことです。表現がキツイ人もいますが、それは一種のショーみたいなものです。

 

 単純に、文章を書くことが好きで、株に関して話すことが好き、そういう人たちが集まっています。再三書いているように、ブログというのは投下した時間、労力に比べて金銭的な見返りは非常に少ないです。

 

 一見、人のことを悪く言ったり、面白おかしく馬鹿にしたような表現をしたりしているブロガーもいます。ある意味では、そのブロガーの自己表現、プロレスのようなショータイムなのです。どうやったら、面白く読んでもらえるか、惹きつけられるか、そういう試行錯誤の1つだということです。

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 繰り返しますがそもそも、ブログ上で喧々諤々の議論をしても、殆どお金にならないのです。殆どお金にならないことを、何時間もかけて議論している。あるいは私のように淡々と文章を綴っている。そういう人たちの集まりなのです。

 

 表現方法の違いはあれど「ブログと株が好き」そういう人たちの集まりです。そこには殆ど「ウラ」はありません。

お金の世界は怖い。ウラだらけ。

 一歩実社会に出てみればどうでしょうか。

 

「どうやって人からお金を得ようかな」

「どうやってトンデモ商品を買わせるかな・・・」

 

 ある意味ではお金にまつわる魑魅魍魎うごめく世界なのです。お金というのは人を狂わせる、そういう魔力があるのです。それは買わされる人だけでなく、買う人もそうです。お金の魔力に狂い、踊っているのです。

 

 

 それは、意識的にしろ、無意識にしろ、多かれ少なかれそういう世界だということです。窓口でおかしな商品を買わされる人が後を絶たない、変な保険契約を結ばされてしまう、序の口ではありますがそういうことです。

 

 お金の世界はウラだらけなのです。

実はネット界もほとんど同じ、ウラだらけの世界もあり。

 ではネット界は米国株ブロガーのような善人のあつまりだけで成り立っているのでしょうか。やはりそれもケースバイケースです。

 

 お金に関する検索ワードや医療に関する検索ワードは広告単価が高いことが多く、そのためにいかに検索上位に来るかでしのぎを削っています。

 

 たとえばFX界隈や仮想通貨界隈は非常にそれが激しく、何が正しい情報なのか、サイトの目的は情報を伝えることなのか、広告収入を得ることなのか、ワケが分からなくなっているケースもあります。

 

 結果として、読者は作ってはいけない取引所で口座を作らされたり、管理のいい加減なサイトに巨額資金を投入したりということが散見されたわけです。

 

 日本株もそうでしょう。そのボラティリティの高さ、中途半端に得やすい情報から仕手株の存在が無くなることはありません。おそらくこれからも相場をにぎわせ、消えていくのでしょう。

 

 そういうお金になるがゆえの世界からすれば、米国株ブログ界隈というのは、非常に穏やかだということです。日系証券会社から買える株で、仕手株化する株は殆どないですし、日本国内であおる意味がないですからね。

 

 そういう意味では、日本株取引で良く言われる「情報の有利さ」というのは何だろうなと思います。おかしな情報に振り回される例が少なくありません。

米国株ブログとインデックスブログに共通するストイックさ

 インターネット黎明期においては「カテゴリ」と言って人の手によってサイトがカテゴライズされ、検索の上位に表示されるようになっていました。

 

 アリババのジャック・マー氏はその点を考え「A」から始まる著名ワードでサイトを始めています。だから、アリババなのです。例えば「ンジャメナ」では商売として不利だと考えたのです。そういう時代だったのですね。

 

 今はロボットが一定のロジックに従って検索順位を決めています。多くは便利なものですが、万能ではないということです。

 

 いつまで続くか分かりませんが、少なくとも現在の米国株ブログ、さらにはインデックスブログを書いているブロガーというのは、株を含む金融商品に対して「ストイック」ではあります。

 

 しかし、同時に非常に真摯な良い書き手の集まりであるということは申し添えておきたいと思いました。決して怖い人の集まりではないということですね。

 

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