たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

米国株で個別株投資をするには

米国個別株の魅力

 いうまでもなく、米国は世界の覇権国であり、突出したGDPを誇ります。1人当たりのGDPではもっと上位の国はありますが、人口も多いので国力としては図抜けて1位ということになっています。

 

 人口大国というのは中国やインドもそうですが、どうしても格差が生まれます。中国で言うならば沿岸部と内陸部、都市部と農村部と言い換えることもできるでしょう。日本でも東京周辺を始めとする大都市と大きな県庁所在地を持たない都道府県では大きな差がうまれつつあります。

 

 日本の場合は差はシンプルで、「東京からのアクセス」が収入の差に繋がっています。そういう意味では、江戸時代までの幕藩体制というのは地方分権が非常に機能していたとも言えるでしょう。今では地方本社の大企業は数えるほどで、あっても東京支社抜きには考えられないのが実態です。

 

 対する米国は州政府の力が大きく、州兵と呼ばれる連邦政府と州政府の指揮下にある軍隊もあるほどです。有力企業群も基本的にはニューヨーク界隈やサンフランシスコ周辺に多いのですが、良く分散されています。

 

 結果として、非常に個性的で面白みのある企業群があらゆる地域から育っています。私たちは、株価や決算情報、企業の将来性などを見て株を買うので、地域性や背景に思いを馳せることは少ないのですが、1つ米国の特徴と言ってよいでしょう。

英語が読めないと米国株投資はできないのか

失礼いたします。私は23歳の社会人です。

 

 少子高齢化や年金問題、他の国の急速な経済発展を見ていると今後の日本経済が心配になり、株式投資を始めようと思い立ちました。


 今はウォーレン・バフェットさんの本を読んで勉強している最中で株式について知識は薄いのですが、長期的な目で見て安定して経済成長しそうな米株に投資しようと考えています。

 

 そこで質問があるのですが、どのようにして数ある米株の銘柄から特定の株に投資先を絞ることができるのでしょうか。指標を読んで、気になった銘柄の情報をホームページで見てみようと思っても英語表記なのでなかなか読み進められません。


 やはり英語が読めないと米株投資は厳しいでしょうか。

 たぱぞうさんはどこから会社の情報を得て、何の情報をもとに投資先を決めているのか教えていただきたいです。お忙しいところ申し訳ございません。宜しくお願いいたします。

英語が読めなくても米国株投資はできます。

 英語が読めなくても米国株投資はできます。もちろん、できるに越したことは無いのですが、問題ありません。私の場合は、契約している投資顧問会社の情報にアクセスできるので、ちょっと特殊なのですが、それでも実は最近個別株は買っていません。インカムを増やすための事業投資にキャッシュを割いています。

 

 ところで、株式をやっている人というのは割と楽天家が多いように思います。ですから、買う前に慎重になるタイプよりも、

「お、ナニコレ安い!」

「お、この事業性魅力!」

「お、右肩上がりの株価いいね!」

「お、この配当利回り魅力!」

 このぐらいの動機で買う人も多いように思います。ですから、何を買ったらよいのか迷う、躊躇するというのはマイノリティで大変すばらしいことだと思いますよ。

株式投資では何を見るのか

  1. 米国株ETFを選ぶ
  2. 事業性を見る(ワイドモート)
  3. 売上と営業利益を見る
  4. 営業CFとフリーCFを見る

 さて、細かく言うとキリがありませんが、初心者さんでしたら最低限このような観点を持つと良いでしょう。

 

 まず、最初は米国株ETFから入って、値動きなどに慣れる、相場に慣れるところから始めることをおすすめします。が、個別株をどうしてもやりたいということであれば、下記のような視点を持ちます。

 

 まず、実は一番難しいですが、事業性を見ます。その事業が唯一無二だと強みがありますね。例えばクレジットカード会社のVISAやマスターは世界規模での決済システムを築いているという点において唯一無二です。

 

 あるいはややマニアックですが、CMEは商品先物市場の世界標準のような存在で、株式市場と違ってやはり唯一無二です。また、指数組成をするMSCIなども地味ですが、その著名度と信頼性において強みがあります。

 

 分かりやすい例ではAmazonやalphabet【Google】もそうでしょう。Amazonは創業者オーナーであり、決定スピードの速さ、的確さも加わります。Googleは代替できない検索システムに根差したネット広告に強みがあります。

 

 日本株であれば、医療現場に深く食い込み、デファクトスタンダードとも言えるエムスリーなどは面白い存在でした。私は昔持っていたのですが、売る時期が早すぎた株の代表株です。そのころには長期保有という考えが無かったですね。

 

 これらをベースにして、売り上げや営業利益は右肩上がりか、はたまた利益率はどうか、収益が上がる体質なのかをみます。さらに、決算上ごまかしのききにくいキャッシュフローを見て、フリーCFが残りやすい、得られやすい体質かどうかをチェックします。他にも突き詰めればきりがありませんが、おおまかにはそんなところです。

 

 そして、それが誰もが気づいていない価値をもった存在だと、凄まじく株価が上昇するということになります。小型株のほうがそういう意味ではお宝が多いです。いわば、株式投資と言うのは、市場評価とのアービトラージであると言えます。

必ず上がる個別株は無い

 ただ、これを押さえればすべてに通じる、という法則はありません。例えば、Amazonは株価は上昇中ですが、営業利益率はとても低いです。逆に言うと、上に挙げたようなシンプルな指標で上昇株が見抜けるようならば、「苦労しない」ということになります。

 

 ですから、損をしたくないということならば分散投資をしてリスクヘッジをするというのが基本になります。

 

 とはいえ、資産が少ないうちは分散投資をすると資産の増加もゆっくりです。集中投資の威力は大きく、私も株を始めて10年ぐらいは集中投資しかしていませんでした。

 

 米国株ETFはそういう意味では簡単なのです。でも、株式投資の醍醐味は個別株投資ですから、自分の可能性を試す意味でも「無理なく」取り組まれると良いと思いますよ。

 

 あ、あとこちらの書籍は日本語ですので親しみやすいですよ。

米国会社四季報 2018年春夏号 2018年 4/18 号 [雑誌]: 週刊東洋経済 増刊

米国会社四季報 2018年春夏号 2018年 4/18 号 [雑誌]: 週刊東洋経済 増刊

 

  念のためご紹介しておきますね。

 

関連記事です。

  バロンズ拾い読みもネット証券内で読める日本語の米国株情報誌ですね。

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  ベテランブロガーの保有株を調べたうえで、自分でも調べるというのは最初にフィルターがかかりますね。ただ、買った時期が古いと「今から買ってどうなのか」というケースもあります。

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  初心者さんにも優しいインターフェース、楽天証券は非常に優れていると思います。まず見やすい、そして操作性も高いです。

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