たぱぞうの米国株投資

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バカでも稼げる「米国株」高配当投資

バカでも稼げる「米国株」高配当投資

 米国株ブロガーであるバフェット太郎氏の新刊が出ました。タイトルは「バカでも稼げる「米国株」高配当投資」です。バフェット太郎氏らしい、いきなりの煽りタイトルです(笑)

 

 私はいつも帰宅後に子どもたちに夕食を食べさせ、お風呂に入り19:00すぎにはブログを書き始めるという生活をしています。ありがたいぐらいにホワイトな生活です。しかし、この19:00からの時間が私にとって「魔の睡眠時間」です。

 

 流石に疲れているので、眠たくなるんですね。しかし、この「バカでも稼げる「米国株」高配当投資」を読んでいたら、面白すぎて目が覚めました。投資本を読んで、大笑いするというのは初めてじゃないですかね。

 

 子どもたちは私がマンガで笑っていると思ったようですが、もちろん違います。「バフェット太郎節」が思ったよりも激しくて、それで笑ったということです。この本1冊で1年分の「クソダサい」という決まり文句を目にすることができます。キレッキレです(笑)

 

 書籍にすると表現が穏当になるのかと思いきや、より過激になっていますね。よくこれだけ自由に書けたな、というのが正直な感想です。担当の編集さんは間違いなくバフェット太郎氏のファンですね。これほど正直で口の悪い投資本は生まれて初めてみましたよ(笑)

バカでも稼げる『米国株』高配当投資」で共感したところをピックアップ

 おそらくいろいろな方が書評を書かれると思うので、私はあえて外していつものように自分なりの感想文を書きたいと思います。

 

 さて、これだけ面白いバフェット太郎氏の書籍ですが、もちろん株式投資についての話題がメインです。当たり前ですね。共感したところをズバリ2点ほどピックアップしてご紹介したいと思います。

ブレない投資について

 太郎氏の投資方法はぶれないですね。バフェット太郎10種として、ひたすらにポートフォリオ上の割合の低いものをリバランスしていくという投資手法です。非常にシンプルな個別株投資方法で、セクター分散をしていれば集中投資のリスクもある程度避けられます。

 

 書籍に中にも記述がありましたが、

  • 原油株の配当が高いから飛びつく
  • バイオ株のキャピタルゲインが狙えそうだから飛びつく
  • バフェット氏がIBMを手放したからすぐに手放す
  • 金利高で配当株が下げたから手放す
  • FANGが上がったからやみくもに飛びつく

 これらの投資に対して批判的でしたね。ここは私も同意するところで、結局投資を通して何をしたいのかというところを考えたほうがよいということですね。もちろん、大枠では「利益が欲しい」という言葉に集約されます。

 

 ただ、あまりに節操なく飛びつき離れ、飛びつき離れ、を繰り返していると結局タイミングがトレンドとずれてしまいます。そういうのはだいたい「時すでに遅し」なのです。

 

 もちろん、損切や方針の見直しは大事なのですが、大枠で何をしたいのか決めておかないと常に誰かの後追い、相場が悪くなると動揺して損切、という一貫性のない投資になりますね。

  • 指数で十分なのか
  • 指数に勝ちたいのか
  • 個別分散をやりたいのか
  • 集中投資をやりたいのか
  • キャピタルが欲しいのか
  • インカムが欲しいのか

 そしてそのための戦略は何か。思いが見える投資をしたいということですね。これは米国株も日本株も変わらないところです。1年、2年のリターンで勝負する短中期のトレードならばいざ知らず、長期投資ならば必要になる観点です。

 

推薦する投資本から導き出される答えはさまざま

 バフェット太郎氏も、インデックス投資家も、そして私もお勧めする投資本もいくつか同じものがあります。例えば・・・

  • ウォール街のランダムウォーカー
  • 敗者のゲーム

 などは金融庁のつみたてNISAフェスティバルでも推薦されていた良書ですね。本の読み方、捉え方によって導き出される最適解がちがうということです。

 

 氏の場合は、10種に絞り、月末金曜日にリバランスしています。組み入れ比率の低いものを50万円買い付けるというシンプルな投資です。インデックス投資家の手法とは異なりますね。でも、推薦する本は似ているのです。

 

 いずれにせよ、投資には最適解はあっても絶対解はありません。太郎氏の著作そしてブログは間違いなく、今後も投資ブログ界隈を盛り上げてくれることでしょうね。

バカでも稼げる 「米国株」高配当投資

バカでも稼げる 「米国株」高配当投資

  • 作者: バフェット太郎,はるたけめぐみ
  • 出版社/メーカー: ぱる出版
  • 発売日: 2018/04/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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※たぱ注:マンガで登場に登場する著者が最高に知性的でイケメンです。

 

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