たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

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In the middle of difficulty lies opportunity

確定拠出年金のデメリットを考える

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確定拠出年金のデメリットを考える

 評判の良い確定拠出年金ですが、私は今のところ加入をやめています。相談にくる投資経験の浅い若い人たちには勧めています。投資に興味を持つきっかけになるからです。また、運用年数が長いと税制面でのメリットがより大きくなります。

 

 しかし、私にとっては現段階でどうも加入を躊躇する点があります。そこで理由を備忘録的に書いておきます。結論付けるには早計なのは否めないので、考える、という表題にしています。

 

 積立金額が小さめであることからもともと消極的でした。言うまでもなく個人の置かれた投資環境によってメリット、デメリットのある確定拠出年金制度です。なお、前提として、日本株式ではなく、外国株式への投資という観点で書いています。

MSCIコクサイインデックスが好きになれない。

 1つ目の理由であり、最大の理由がこれです。資産運用で米国株式を組み込むのは今の時代は必須だと思います。投信で低信託報酬の外国株式系になるとだいたいMSCIコクサイインデックスをベンチマークにしています。

 

 たとえば、現在人気があり、広く支持される外国株式系で言うと

「DCニッセイ外国株式インデックス」

「たわらノーロード 先進国株式」

「三井住友DC外国株式インデックスファンド」

 これらはいずれもMSCIコクサイインデックスへの連動を目指しています。

 

 MSCIコクサイインデックスのアメリカ株式の割合はおよそ6割です。残りの4割を日本以外の先進国株式が占めます。ただ、アメリカ以外の先進国はさらなる大きな経済成長を望むには少々厳しい見通しが立っています。

 

 そのため、MSCIコクサイインデックスのパフォーマンスも米国市場一本に比べると今後さらに劣後するのではないかという懸念があります。

 

 ちなみに、ドル建てでの投資ならば、多くのETFが他のさまざまな優れたベンチマークを採用しています。

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※Googleファイナンスから

 

 2008年からの比較チャートです。配当を含んでいません。

 

 青がTOK、MSCIコクサイインデックス連動です。+17%です。

 緑がVOO、S&P500連動です。+105%です。注:2010年からです。

 赤がVTIです。CRSP USトータル・マーケット・インデックス連動です。+61%です。

 橙がVYMです。FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス連動です。+46%です。

 

 このパフォーマンス差が非常に気になります。つまり、チャートに魅力があまりないということです。リーマンショック以後、世界の株価は好調だったにも関わらず、MSCIコクサイインデックスのチャートに力を感じないのです。ヨーロッパが不調とはいえ、なぜこれほどパフォーマンスに差が出てしまうのか不思議です。

 

 もちろん分散という意味では米国への比重が6割しかないMSCIコクサイインデックスがより安心、安全なのは事実です。たとえば政治的な要因などでアメリカ経済が不安定になった場合は、「分散していて良かった」となるでしょう。

 

 また、MSCIコクサイインデックスは名前の通り、ほとんど日本にしか需要がない点も気になります。日本を抜いた、日本人向けのインデックスと言って良いでしょう。今後、確定拠出年金でも連動先インデックスの選択が増えればよいと思います。

信託報酬が下がってはいるが、ETFには勝てない

 信託報酬が非常に下がり、確定拠出年金対応の優れた投信は年率0.2%程度になっています。以前の投信と比べると非常に安くなっており、企業努力を感じます。もちろんこれは高く評価されてよいと思います。

 

 しかし、バンガードやブラックロックの年率0.05%前後の商品群に比べると4倍の信託報酬です。この信託報酬は今後も下がるでしょうが、バンガードより下がることはまずないでしょう。この年間0.15%の違いは長期で考えると30年で4.5%の違いになります。

 

 結局、投信なのかETFなのかという議論に行きつきます。ドルコスト平均法に基づく積立はしやすいものの、私は投信よりもETFがトータル的に優れているのではないかと思っています。これは、身もふたもないことを言ってしまうと好みですけどね。

 

 ただ、投資資金が少ない場合は経費面ではノーロードの投信という選択は優位性はあると思います。

ニッセイ外国株式インデックスのベンチマークからの乖離には心底がっかりした

 ニッセイ外国株式インデックスのベンチマークからの乖離はネット界隈でちょっとした話題になりました。これは私からすると、「またか・・・」という印象で、期待していたぶん、非常に残念な気がしました。まだまだ日本のETFや投信はベンチマークからの乖離が多い印象です。

 

 そもそもの運用額が米系ETFに比べると小さく、しょうがないと言えばしょうがない面があります。しかし、私は今までに信頼して買った商品が、この乖離によって利益を十分に享受できなかった苦い思い出があります。

 

 たとえば商品先物系のETFなどは本当にひどい乖離を示すものがあり、市場の読みが当たっても、儲けが薄いというのは珍しい話ではありません。いや、「珍しい話ではありませんでした。」にしておきます。最近2年ぐらいやっていないので知識が古いかもしれません。

 

 ただ、乖離がひどくて使いにくいな、という印象だけは鮮明にあります。その苦い思い出を呼び起こしてしまったということです。「じゃあ乖離の無かった『たわら』にすればよいじゃないか」と言われればそうなのですが、やはり連動先のMSCIコクサイインデックスがあまり魅力がありません。

 

 ただ、税制面でのメリットがこの差を埋められるのか、今後パフォーマンスが追い付く、あるいは逆転する可能性はあるのか、このあたりが確信を持てないので、ちょっともやもやしています。

資金拘束期間が長い、自由度が低い

 買ったらおそらく解約は考えないのでしょうが、それでも60歳まで拘束され続けるのはちょっと自由度という意味で問題があるかと思いました。私は年金財形を殆ど満額近くまで持っています。これも60歳まで解約できないのを基本としながらも、いざとなれば解約できます。

 

 また、年金財形は何かあったら積立額の5倍で償還できるという保険の役割もあります。そのため、市場の大暴落が来て、株式にしたい場合以外は解約しないつもりです。それでも、いざとなったら解約できるというのは精神的な自由度が全然違います。

定年延長に伴う資金拘束延長はあるのか

 難癖かも分かりませんが、定年が延長されて70歳になったら、確定拠出年金も70歳まで解約不可能となったらちょっと大変です。これはまさに未来予想でどうなるかわかりませんけどね。

 

 「ほかにやりたいことができたから50歳でリタイヤするかな」となっても現時点で最低60歳まで資金拘束は続きます。

 

 確定拠出年金に入ったことで、今以上に「やらなきゃいけない」ことが増える気がして躊躇するところです。私はこの「やらなきゃいけない」という束縛が年々苦手になっています。

私が確定拠出年金をやめたわけ、まとめ

 まとめと言いつつまだもやもやと解決しない部分があり、もうちょっと検討する必要があるのですが、いったん記事化しておきます。

 

 税金面での控除や売買益に関するメリットが魅力ではあります。特に運用年数が長くなる20代には大きな意味合いがあるでしょう。

 

 ちなみに私は今持っている株の殆どは持ち続けるつもりです。そのため売買益に関わる税金はほとんど関係ないことになります。

 

 また、MSCIコクサイインデックスよりも先述のような好パフォーマンスだったETFを買っていくのが私には性に合っている気がします。投資は各人の自由意思で、納得できる結論、方針に従うのが一番です。お互いがお互いを尊重し合うということで、自分の意思に従ってみたいと思います。

 

 もっとも、今後引き続いて商品が拡充されてくるでしょうから、注視しながらとりあえず見守っていくことにします。所得控除、売買益非課税など制度的には非常に魅力なのは間違いのないところだからです。

 

関連記事です。

インカムゲインで生きるということ。

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 支出をコントロールするということですね。

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 噂のMSCIコクサイインデックスのETF。ちょっと微妙な値動きです。

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