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たぱぞうの米国株投資

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時代閉塞の今、日本人の勤勉性は諸刃の剣になっている

投資のヒント 投資のヒント-備忘録
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まだまだ捨てたものではない日本、のはずだが

 日本の現状を評して人口減だとか、それに伴う縮小経済だとかいろいろな話があります。かくいう私もTOPIXの成長性のなさに辟易して米国株投資に走った人です。topixはそれでも日経平均よりははるかにマシな数値だと思います。

 

 日経平均はユニクロやらファナックやらの一部企業の占める割合が大きすぎ、また銘柄の入れ替えもあります。そういうことをいうならば、すでに日銀が多くの企業の大株主になっている時点でもうめちゃくちゃなのですが、まあいいでしょう。

 

 そのTOPIXも、繰り返しますが成長性はありません。日銀の買い支えはそういった意味では時宜にかなっており、もうそうするしか金融政策は無いと言って良いでしょう。アベノミクスとは、閉塞する時代の現状に対する「なしのつぶて」なのかもしれません。

 

 しかし、まだなんやかんや言っても世界3位の経済大国です。そして、世界で稀に見る国民の勤勉性という強みがあります。コモディティ化、組立産業である家電や情報機器では中進国にその座を譲るのでしょうが、部品という技術力を要求される分野ではまだまだやれるはずです。

 

 ただ、この勤勉性は諸刃の剣になりつつあります。

どうしようもない、時代の閉塞感はあの時に近づいている

 近現代に入ってからの、日本人の協調性ゆえの自己改革のできなさが気になります。例えば1867年の大政奉還をきっかけとする明治維新はアメリカの軍艦、すなわち黒船来航という外圧がありました。

 

 外圧に触れ、そこで臨機応変に対応した明治の元勲らはやはり圧倒的な教養人であり時代のリーダーでした。しかし、外圧がなければ彼らは陽の目を見ることはなかったでしょう。

 

 なぜか。

 

 それは日本人の同調圧力は今に始まったことではないからです。乱世の英雄は平時では排除されるのです。スティーブ・ジョブズ氏の「Stay hungry , stay foolish」という言葉がありますが、そうあるのは難しいことです。日本でなかなかイノベーションが起きないのはそういうことです。

第二次大戦という破滅的な外圧

 近現代における、もう一つの自己改革を促した外圧があります。それは語弊を承知で言いますが、第二次世界大戦における敗戦です。あまりに犠牲が多く、言うのも憚られますが、結果的には旧時代を打破することになりました。

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 日清日露と第二次大戦の人材比較でいうと、前者は明治維新を生き抜いた実践家であり、後者はお勉強に優れた秀才、官僚、理論家でした。

 

 前者、つまり実践家は変わることを尊重し、新しいことに対する恐れはありません。後者は枠組みを守るのは得意ですが、枠組みを壊し、新しいことを作り上げることには長けていません。むしろ、自分の立場を守ることに執着します。それは枠組みを保守運用することを意味します。そして、彼らの殆どは高く勤勉性を評価され、組織で出世してきた経歴を持ちます。

 

 つまり、保守運用で発揮され、評価される勤勉性は平時に評価されるものではあるものの、時代を閉塞させる存在になりうるのです。

 

 私たちは、作り上げるよりも作り上げられたものを保守運用することを要求される時代を生きていないでしょうか。そして、それこそが時代閉塞の原因になっています。

 

 ちょっと続きます。