たぱぞうの米国株投資

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児童手当と資産運用のやり方、考え方

児童手当とは何か

 児童手当とは、子どもの人数に合わせて行政から支給される手当のことです。支給月は2,6,10月です。4か月ぶんまとめて振り込まれます。

 年齢と条件

 支給額
 3歳まで   15000円
 3歳から中学校卒業   10000円
 3歳~中学卒業の第三子   15000円

  自治体で多少の変化がありますが、基本はこのようになります。とはいえ、実際には子どもにかかる費用はこの枠内で収まりません。したがって、お得感は無いですよね。

 

 しかし、少なくない金額なので助かることは助かります。仮に児童手当が10倍になれば少子化は解決しそうですが、財源が無いですね。

 児童手当の総支給額~第1子・第2子の場合~

 ちなみに、第1子・第2子のこの場合は中学卒業までのトータルでこれだけもらえることになります。

 0歳から3歳まで(36か月)  54万円
 中学卒業まで(144か月)  144万円

 トータルおおよそ198万円ほどの支給になります。第3子以降だとこの金額はもっと上がります。細かいことですが、区切りが年齢ではなく中学卒業までなので、4月生まれのほうがお得になります。

 

 ちなみに4月生まれはいろいろお得です。成長が早い分、学力や体力面でも有利です。例えば甲子園出場選手でも1~3月の早生まれの選手は少ないというデータがあります。

 

 大人になると個人の資質が大きくモノを言いますが、子どものうちはまだまだ経年による成長差が大きいということです。

 

 ちなみに第3子以上の場合は、受け取れる金額が増えます。

 児童手当の総支給額~第3子以上の場合~

 0歳から3歳まで(36か月)  54万円 
  中学卒業まで(144か月)  216万円

 トータルおおよそ 270万円ほどの支給になります。

 

 さて、今回は妊娠中の妊婦さんから児童手当に関してご質問を頂いています。

 児童手当を子どものために資産運用していきたい 

 いつも通勤の電車内でブログを拝見しています。順調にいけば、子どもが生まれる予定の妊婦です。児童手当の運用についてご相談させてください。

 

 第一子なので児童手当が15年間で約200万支給される計算です。所得が世帯合算にならなければ、所得制限は超えないかと思います。

児童手当と資産運用

児童手当と資産運用

 学資保険はあまり考えていません。


 家計と同じ口座に入れて消えてしまったというのは避けたいので、最低限口座を分けて保管します。ただ約200万の費用を、定期預金に寝かせておくのはもったいなく感じます。

 

 私自身は米国株投資を、S&P連動ETFを中心に個別株も少し行っています。児童手当も投資にまわすのであれば、S&Pでと考えています。そこでジュニアNISAを調べてみて、2023年に買い付け可能期間が終了するということを知りました。


 手当の額を、ちまちま15年間かけて積立投資したかったので、想定とは異なる気がします。もちろん期間が延長される可能性もありますが、されない可能性もあるわけで、その場合でも引き出せない?のであれば、中途半端で嫌です。

 

 積立投資であれば、iDeCoや積立NISAなのかもしれませんが、私名義ではiDeCoと現行NISAを上限まで利用していますし、そもそも口座は分けたいです。旦那は日本の個別株はしていますが、iDeCoもNISAもしていないので、旦那の名義でという案も考えました。


 でもややこしくなりそうで嫌だなというのと、旦那は信託報酬などコストがかかるものが極端に嫌いで、自分の名義でそういうことは嫌がるかもしれません。

 

 たぱぞう様の場合だったら、どのようにされますか。

  1. ジュニアNISAで投資
  2. 旦那を説得して旦那名義でiDeCoか積立NISA口座を開き、投資
  3. 諦めてシンプルに定期預金
  4. 私の会社の社内貯金(現状1%程つきますが、どんどん減っていっているのと、口座を分けられない)
  5. その他の案、あればご教授ください

よろしくお願いします。

外国税額控除は所得が無いと使えない

 私も質問者様と考えが近いです。一気にドーンと入れるよりは、「ちまちま」と積み立てていくほうがよいでしょう。ただし、もし大きく調整するような場面が来ればジュニアNISA枠を優先して大きめに資金を入れるのはアリでしょう。そういう意味では、昨今の相場というのは魅力的な相場ではあります。

 

 そう考えると、ジュニアNISA枠と特定口座枠の証券口座をお子さん名義で持っておくのが良いですね。ただ、特定口座枠での買い付けで注意が必要なことがあります。所得控除になる外国税額控除は所得のないお子さんの場合は使えないということです。

 

 それを踏まえると源泉徴収課税分の取り返しができないとしても、配当課税の繰り延べが期待できる投資信託での投資が良いでしょう。

 

 旦那さんの口座に入れるのはちょっと要検討ですね。個別株の資金になってしまいそうです(笑)。 

 

 将来必要になる学費に充てるならば、リスクのない定期預金というのも手なのでしょう。しかし個人的には、定期預金はありません。金利が低すぎます。社内貯金の金利は魅力ですが、しがらみを考えるとやめておいたほうが機動性を確保できそうです。

 

 ジュニアNISAは節税含めて、口座は作っておいたほうが良いでしょう。

 

 そのうえで、特定口座で積み立てていくという方法を私ならば取ります。毎月、1万円。投信で行う。この方法ならば大きな損も出ないでしょう。そして時期を見てジュニアNISA枠も活用するということです。この場合は追加投資になります。

 

 何かご参考になれば幸いです。ご質問ありがとうございました。

 

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