たぱぞうの米国株投資

米国株投資で人生の選択肢を増やすという提案です。某投資顧問のアドバイザーをしています。

Tapa's U.S. Stocks Investment

In the middle of difficulty lies opportunity

ベライゾンを始めとする業績不振の人気銘柄

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ベライゾン(VZ)・AT&T(T)・P&G(PG)・エクソン(XOM)・IBMといった業績の振るわない人気銘柄

 NYダウが2万ドルを超え、米国株投資もますます絶好調といった様相です。特に、キャタピラー(CAT)やボーイング(BA)といった本命銘柄を持っているならば、この順風満帆な相場環境を最大限に享受できているのではないでしょうか。

 

 ただし、全ての銘柄が上がっているわけではありません。ベライゾン(VZ)・AT&T(T)・P&G(PG)・エクソン(XOM)・IBMなどは業績があまり良くなく、横ばい、あるいは漸減傾向の株価ということです。

 

 これらの株は自社株買いが盛んで、配当も手厚いことから個人投資家に人気があります。パフォーマンスは低めと言って良いでしょう。株価が下がっている昨今、下落をチャンスと見るか、損切りとみるか、投資戦略に影響がありそうです。

 

 今回はこれらの人気ある業績不振銘柄に関してのご質問を紹介します。

ベライゾンの不調は業界全体の沈下が原因なのではないか

 いつも拝読させていただいております。

 米国株への造詣が深まり、大変感謝致しております。

 

 さて、たぱぞう様にご教示賜れればと思いますのが、VZ・AT&Tなど、業績が悪かった銘柄への投資です。他ブロガー様によっては、この下落をチャンスに買い増し・・・という意見を目にします。

 

 しかし、自分の中には違和感があります。今まで君臨していた銘柄・もっと広く言えばセクター自体が、衰退してきて業績悪化したのではとの思いです。日本でも、仕事帰りに一杯・さらにカラオケ。などの昭和のスタイルは、変化したように思います。

 

 一気にそこまでの変化ではなくとも、もう携帯はパイの奪い合いのステージに突入。これからの新規投資は・・・との思いです。やはりS&Pに連動するETFなどの様に時代にマッチしたものを投資対象としてくれるものの方が手堅いものでしょうか?それとも下落はチャンスなのでしょうか?

 

長くなりましたがアドバイス賜れればと存じます。

ベライゾン(VZ)・AT&T(T)・P&G(PG)・エクソン(XOM)・IBMの5年・10年・35年チャートを見比べてみる

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5年チャートです。

IBM -22%

XOM -5%

PG  +35%

T   +21%

VZ  +14%

 

 このようになっています。20四半期連続減収を記録しているIBMの不振ぶりが際立ちます。原油安に見舞われているエクソンもマイナスです。ただし、この2つの銘柄は3.5%程度の配当を吐きだし続けています。

 

 そうすると、トータルリターンではエクソンも辛うじてプラス圏内ということになります。ただし、5年もかけているわけですから、微妙なリターンですね。

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 続いて10年チャートです。

IBM +58%
XOM +2%
PG  +39%
T   +2%
VZ  +21%

 このような株価パフォーマンスを示しています。全銘柄がプラス圏に転じましたが、トップがIBMの58%と地味目な結果になっています。それぞれ、配当を加味しても2倍、つまり100%には満たないと考えられます。

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およそ35年のチャートです。

IBM +425%
XOM +1630%
PG  +2300%
T   +720%
VZ  +466%

 

 さすがに35年チャートだと大きなキャピタルゲインが得られるレベルになっています。配当成長もありますから、特にP&Gなどはかなりの高配当化しています。

 

 ただ、すでにこれらの銘柄は2000年ぐらいから安定成長、もしくは現状維持に切り替わっていますから、基本的には大化けはしにくいでしょう。IBMは唯一もしかしたらもしかするかもしれません。

配当狙いの銘柄のパフォーマンスはこんなもの

 長期のチャートでみて分かるのは、ベライゾンとAT&Tがさほど株価成長していないということです。昨今の決算と値動きをみてもパッとしませんが、それは昔からそんなものだということです。

 

 携帯電話の利用者数は漸増になるでしょう。米国の人口が漸増だからです。大きく減りもしないが、増えもしない、それはそのまま利益にも表れてきます。懸念するのは焦って割高な大型買収をすることですが、その時には改めて考えたいです。

 

 そしてP&Gとエクソンも、これからは基本的には横ばいに近いチャート形成になると予想します。言い方を変えると長期では安定的な業績だということです。そのため、安定的な配当も同時に期待しています。

 

 ここでは登場していませんが、コカ・コーラも似たようなものだと私は思っています。

 

 ですから、これらの銘柄の値動きは今までのように、あるいは今まで以上に退屈なものになることが予想されます。

S&P500ETFは成長を続ける

 対して、S&P500は銘柄の入れ替えがありますから、産業構造の変化にも対応するような構成になっています。つまり、伸び続けることが予想されます。もちろん、中にはダメな銘柄も含むのがETFですが、それを補う良質な成長株も含みます。

 

 分散と言うETFの強みが発揮されることになるでしょう。

 

 ベライゾンの場合は私はもう準コア銘柄としての株数を充足しているので買いませんが、インカムゲインの増大を目指していて、業績が安定的だと思うならば買場ということになります。

 

 もう少し言うと、45ドル近辺まで落ち、利回りが5%を超えると55ドル付近まで反発する。これをおよそ5年間繰り返しています。今回もそのパターンであると判断するならばということです。

 

 将来的な不振を見通すならば、手を出さないということになります。

 

 もっとバランスの良い、キャピタルゲインがそこそこで、インカムゲインも狙うような投資の場合はS&P500ETFで分散させるということになります。

 

 もし私が投資歴の少ない友人から投資相談を受けたならば、迷いなくS&P500ETFを勧めます。個別株というのはぶれない投資方針が無いと、なかなか難しいからです。

 

関連記事です。

私は業績不振銘柄ではエクソン(XOM)を買いました。

www.americakabu.com

 私はベライゾンにも投資をしています。

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ベライゾンに関する紹介・分析記事です。

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