たぱぞうの米国株投資

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ウェルスナビの実績と感想

ウェルスナビ開始、その後の実績

 ロボアドバイザーであるウェルスナビを始めて、1か月が経ちました。私の場合は、直接ウェルスナビと契約してるわけではなく、SBI証券を通しています。ウェルスナビfor SBI証券というサービスを利用しています。

 そのため、自分の株式の管理をするついでにウェルスナビの運用をチェックするような形です。

 

 最初は1%の手数料というのが少々ひっかかっていました。しかし、1か月様子をみてみて、これならば妥当なのかと腑に落ち始めています。やはり、やってみないとわからないことというのはあるものですね。

ウェルスナビは売買をあまりしない

ウェルスナビはあまり売買を頻繁にしないですね。銘柄の入れ替えはこの1か月無く、保有継続というところです。私は少額投資ですが、これが例えば10倍の資産、あるいは100倍の資産額になるとポートフォリオがどのように変容するのか興味深いところです。

 

 ただし下記に紹介する通り、ディフェンシブな構成なので資産額が大きくなっても問題はないですね。

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 この中で私の所有株とかぶっているのはVTIとIYRです。この2つは私も持っています。逆に、買わなかったであろう銘柄はVEAです。低成長に切り替わっている日本や欧州の株は特別高配当でない限り手を出していません。

 

 しかし、今のところのパフォーマンスはこのVEAが一番です。こういう自分の思惑とは違う売買、結果というのはウェルスナビに期待していたところです。今後、5年、10年と経過していく中で引き続いて見ていきたいと思っています。

ウェルスナビの米国株ETFポートフォリオ

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 保有の順に、VTI(米国)、VEA(日欧)、VWO(新興)、AGG(米国債券)、GLD(金)、IYR(米国リート)、現金になっています。

 

 株式部分が水色、寒色系でまとめられています。株式の比率でおよそ75%を占めます。これはリスク許容度が最高度のポートフォリオだからです。リスクを低くすると、債券や金の比率が上がってくるものと思われます。

 

 さっそく利益が出ていますが、これは2円程度の円安が進んだからです。米国株投資をしていると、目先は為替の影響をかなり受けます。

 

 しかし、キャピタルゲインやインカムゲインを積み重ねると、どちらに触れても利益がゼロ、あるいはマイナスということが無くなりますから、あまり気にせずに過ごすことですね。とくにインカムゲインの積み重ねは安定的です。

ウェルスナビ保有ETFの口数一覧

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 つつましい口数一覧になっています。AGGに至っては1口ですね。分配金の振り込みがあり、そのAGGからは税引19円の振り込みがありました。投資はある程度のまとまった資金があるとスケールメリットを享受できるようになります。

 

 なにか自分が投資を始めたころのことを思い出すような金額です。

ウェルスナビはある種の投信のようなものかもしれない

 ウェルスナビは自分で分配比率を決められる、ある種の投信のようなものかもしれません。複数のETFの買い付けでポートフォリオを形成するので、ファンド・オブ・ファンズのようなものだからです。

 

 ただ、この複数のETFの買い付けが米国内でも有力で、人気のあるETFであるところがウェルスナビの強みと言ってよいでしょう。VTIはバンガードのETFの中でも最も人気があり、S&P500連動ETFにも負けない実績を出しています。

 

 株式投信でのグローバル投資というとMSCIコクサイ(TOK)への投資一辺倒になりがちです。このMSCIコクサイ(TOK)投資一辺倒から距離を置くには有効な一つの選択になりそうです。

 

 また、リバランスをしたいが手間が面倒という人にも向いているでしょう。この1%という手数料をどう考えるかというところです。仕事が忙しくて投資に時間を割けなかったり、投資に興味はないけど資産形成はしたい、というニーズには間違いなく合っているでしょう。

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 気になるパフォーマンスへの評価ですが、保有するETFの構成とリーマン時からのシミュレーションを見る限り、今後も期待できそうだと私は感じています。

 

 リーマンショックで半分になり、2016年のチャイナショックでも相応の減価をしています。それでもおよそ10年で1.5倍の実績ということになります。私が始めたのが2017年の4月からです。

 

 NYダウの高値での開始ということですから、評価上は難しい時期に始めたと言ってよいでしょう。今後も継続して成果を見ていきたいと思っています。

 

関連記事です。

始めるに至った経緯に関しての記事です。

www.americakabu.com

  資金投入と未来予想に関しての記事です。ちなみに20年運用で30万円が47万円になると予測されています。この目標の予想達成率は71%です。リーマンショック時のシミュレーションで30万円が15万円になっています。このリスクとリターンの関係をどう見るかということです。

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