たぱぞうの米国株投資

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「つみたてNISA」の半年評価をしてみます

つみたてNISAが始まって半年が過ぎました

 つみたてNISAが2018年1月に始まり、半年が過ぎました。つみたて期間は20年ですから、早くも?四十分の一を消化したことになります。

 

 つみたてNISAは始まっていきなり調整があり、多くの人が気をもんだことと思います。その後、ITハイテク株を中心に株式相場は力強さを取り戻しています。ただ、株式相場に下落はつきもので、場合によっては10年近く横ばいということもありえます。

 

 つみたてNISAは完全に自動で積み立てられていきますので、全くこの間取引値のチェックはしていませんでした。ちなみに、たぱぞうのつみたてNISA口座はこのようになっています。半年ぶりに見ましたね。

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 それぞれに割と好調なつみたて状況になっています。この中で私の好きな銘柄をランク付けするとこのようになります。

  1. 楽天・全米株式インデックスファンド
  2. 大和・iFree S&P500インデックス
  3. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  4. EXE-i つみたて新興国株式ファンド
  5. eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

 この順番です。やはり、昨今の相場状況を受けて、米国一本のファンドは強いですね。特に楽天VTIの強さが際立っています。eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは米国の比重が5割を超えますが、他の先進国が足を引っ張っており、パフォーマンスがやや劣っています。これはMSCIコクサイの近年の傾向そのままですね。

 

 唯一マイナスなのが、「EXE-i つみたて新興国株式ファンド」です。これは米国の金利上昇に伴う、新興国からの資金還流の流れの影響と言ってよいでしょう。

 

 個人的にはつみたてNISAは積立金額が年間40万円と限られていますので、「楽天・全米株式インデックスファンド」一本で良いと思っています。ただ、それだと記事になりませんので、こうして異なるテイストの5本のファンドを並立しています。

 

 さて、今回はこのつみたてNISAに関するご質問を頂いています。

つみたてNISAの投資信託を乗り換えたい

はじめましてたぱぞうさん。

 積立NISAの事について質問させて頂きたいです。私は45歳の主婦です。

 

 私は住宅ローンを繰り上げ返済することで老後資金に早めに着手するという考え方で6年ほど貯蓄・返済を続け過ごしてきましたが、たぱぞうさんのブログに出会い、その中で様々な意見に接する内に繰上げ返済分の貯金を投資に充てる考えへとシフトしてきました。(繰上げ返済無しだと残り8年でローンは完済です)


 そしてその一環として今年1月から夫婦で積立NISAを始めました。購入商品のラインナップとしては、

  1. 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  2. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  3. 三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  4. SBI-EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド

 なのですが、上記2つはともかく下記2つの運用成績が現段階では少しはっきりしない感じです。寝かせて待つのが基本という事ですが、始めてから日が浅い ということを考えると投資先を変えるなどして動かすなら今のうちなのか?という考えも出てきました。(先で繰上償還になっても困りますしね)


 現段階では様子見をすべきなのか、至急動くべきなのか、拙い質問で大変申し訳ございませんがお時間のあるときにでもお答え頂けましたら嬉しいです。

変更先としては下記の2つが候補です。

  • eMAXIS Slim先進国株式インデックス
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド

よろしくお願い致します。


八兵衛

つみたてNISAの基本的な考え

 まだ始まったばかりですので、結果を評価するのはやや性急に思いますが、私見を述べたいと思います。

 

 まず、三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)ですが、バランスファンドというのは良く言うと守りに強い傾向があります。ただ、国内資産が多いので、値動きを少なくする効果は弱めかもしれませんね。

 

 守りに強いのは債券を入れているからです。反面、債券というのは上昇相場では株式にパフォーマンスが見劣りします。ですから、バランスファンドは今のような地合いでは不利です。また、8資産バランスは日本への投資も結構な割合でありますから、そこをどう評価するかです。私は国内投資は不要だと考える人です。

 

 EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンドは、シュワブ U.S. ブロード マーケット ETFを50パーセント入れており、実はこれはVTIに近似します。VTIよりも0.01%安い信託報酬で、米国では存在感があります。しかし、日本の証券会社では買えません。他は米国外先進国と新興国からなります。トータルとしては強いて言うとVTに似ています。

 

 eMAXIS Slim先進国株式インデックスとニッセイ外国株式インデックスファンドはいずれもMSCIコクサイへの連動を目指したものです。信託報酬はそれぞれおよそ0.12%と0.2%です。昨年まではニッセイ外国株式インデックスは大人気でしたが、信託報酬の安いeMAXIS Slim先進国株式インデックスの登場により立場は微妙になっています。

 

 eMAXIS Slim先進国株式インデックスは私も積み立てていますが、これは「変動を見たい」というだけです。私はこのMSCIコクサイは過去のパフォーマンスと不要な先進国を含むという点において推奨していません。しかし、多くの投資家にとっては分散性に優れるので人気があります。

 

 私ならば既存の楽天VTI、多少の分散性を持たせたいならば楽天VTを増やす選択を取ります。あくまで米国株投資ブロガーとしての私見ですね。

 

 何かのご参考になれば幸いです。ご質問ありがとうございました。

 

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